理容総合調髪料金 横バイ続く 「理容統計年報」第49集より
Posted on | 4月 3, 2012 | No Comments
平成22年の理容総合調髪料金は3650円で、前年の3639円より11円0.3%上がった。総合調髪料金は平成10年以降、3620円(平成10年)から3730円(平成18年)の110円の範囲で推移しており、ほぼ横バイ状態。
一方、総務省の全国小売物価調査は,平成22年の理容料金は3541円で、こちらは前年の3496円より1.3%上昇している。この調査でも大きな値動きはなく、理容料金は横バイになっている。
なお、全国小売物価調査・平成23年では3538円でわずかに上昇している。
理容統計年報は組合員店が対象なので、組合員店の方がやや高い料金設定になっているのがわかる。
理容店の営業収入は落ちこんでおり、その原因の一つとして客数の減少が推測されるが、この調査では、平成18年の売上げが733.6万円、同年の客数が111.9人(月)、平成22年が578万円、103.4人ではっきりとは連動していない。(88人程度にまで減れば連動している計算になる)
したがって、総合調髪以外の落ち込みもあって、営業収入が減ったものと、この調査から解釈できる。
【「理容統計年報」第49集】
調査概要
調査期間:2011年8月1日~8月31日
調査対象:組合員5000人
回答数:1247票(回答率25%)
調査方法:郵送とインターネット-news.jp/?p=7078
【全国小売物価調査】
総務省が発表した「全国都市別料金」の月報を年間集計し、単純平均して算出した金額。
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