理美容店は「最寄り産業」 だが大きい男女差
Posted on | 3月 25, 2012 | No Comments
理美容店を選ぶ際には、最寄りの店を選ぶのが男女とも最多だが、男性が理容店を選ぶときは4分の3と圧倒的に多いのに対し、美容室を選ぶ女性は37%と大きな差がある。女性はクーポン、チラシなどの宣伝や、知人・家族らの口コミ情報で利用するサロンを選択するケースが多い。全国理美容製造者協会(NBBA)サロンユーザー調査より。
また、美容室を利用する男性は、理容店を利用している男性より、最寄りで選ぶ人が減って、そのぶん口コミ、宣伝が増える。理容店を利用する男性と女性との中間的な選択をしているのがわかる。
女性は、クーポン、チラシ、フリーペーパー、キャンペーンなどの宣伝広告やお店のホームページを見て店を選ぶ人が多く、また年代別では10代の男女は「家族にすすめられて」が多い。
全国理美容製造者協会(NBBA)サロンユーザー調査2011年では理美容サロンを利用するようになったきっかけを質問している。
質問項目は多岐にわたり、しかも男女によって質問項目に違いがあるため、ここでは
①最寄り
②口コミ
③宣伝
④ホームページ(HP)
の4項目に集約して、女性、理容店を利用する男性、美容室を利用する男性に分けて分析してみた。
各項目に集約した元データは
①最寄り:家の近く、店の前を通った、職場の近く
②口コミ:友人・知人のすすめ、家族のすすめ
③宣伝:クーポン、チラシ、駅の看板、フリーペーパー、キャンペーン
④ホームページ
なお、元データは複数回答で、ここでは該当する項目を加算し、100分比で再集計した。
NBBAサロンユーザー調査2011年より
【男性調査】
調査方法:インターネットによる
調査エリア:全国(ただし岩手県、宮城県はのぞく)
調査対象:①15歳から59歳までの男性②最近1年間に3回以上理容店または美容室を利用した人③ライフメディア(ニフティ系)アンケート会員
サンプル数:15歳から19歳783人、20代・30代・40代・50代は各1000人。15歳から19歳はウエイト係数処理して他の年代に合わせた。
調査期間:2011年5月12日から5月18日
【女性調査】
調査方法:インターネットによる
調査エリア:全国
調査対象:①15歳から59歳までの女性②最近1年間に3回以上サロンを利用した人③ライフメディア(ニフティ系)アンケート会員
サンプル数:10代・20代・30代・40代・50代は各1000人。
調査期間:2011年9月30日から10月6日
資料提供:全国理美容製造者協会(NBBA)
タグ: NBBA, サロンユーザー調査, 経営