理美容業の業況DIが大幅悪化 物価高が生活衛生業を直撃 【日本公庫の景気動向調査(2025年10〜12月期)】
Posted on | 2月 4, 2026 | No Comments
日本政策金融公庫は2026年1月31日、生活衛生関係営業の景気動向等調査結果(2025年10~12月期)を公表した。業況DI(業況判断指数)は、理容業が前期に改善を示したものの、今期は一転して大幅に悪化し、3期ぶりに美容業を下回った。美容業も前期から悪化した。

前年同期比でも両業種ともに悪化しており、業況の来期見通しは理容業、美容業ともにマイナス22ポイント台と厳しい水準にある。現時点では好転は期待しにくい状況だ。
また、理容業、美容業ともに売上DI、採算DI、利用客数DI、客単価DIのすべてが前期比でマイナスとなった。物価高騰を背景とした利用控えは理美容業に限らず、生活衛生業全体に広がっていることが今回のDI調査からうかがえる。物価上昇が生活衛生サービス業を直撃した格好だ。
| 指標 | 業種 | 今期 | 前期比 | 前年同期比 |
|---|---|---|---|---|
| 景況判断 | 理容 | -26.5 | -18.9 | -6.9 |
| 美容 | -22.7 | -3.7 | -4.8 | |
| 全業種 | -16.1 | -4.8 | -8.7 | |
| 売上 | 理容 | -24.2 | -17.8 | -9.1 |
| 美容 | -21.3 | -1.4 | -4.4 | |
| 全業種 | -12.1 | -7.5 | -9.8 | |
| 採算 | 理容 | 0.9 | -6.4 | -2.4 |
| 美容 | -8.3 | -2.2 | 0.7 | |
| 全業種 | -4.9 | -2.4 | -2.1 | |
| 利用客数 | 理容 | -34.0 | -17.4 | -5.7 |
| 美容 | -35.7 | -6.4 | -2.5 | |
| 全業種 | -24.4 | -8.1 | -9.3 | |
| 客単価 | 理容 | -5.9 | -6.6 | -4.9 |
| 美容 | -4.3 | -5.8 | -0.8 | |
| 全業種 | 6.5 | -2.4 | -1.9 |
<調査概要>
調査時点:2025年12月中旬
調査方法:郵送調査
調査対象:生活衛生関係営業 3,290企業
有効回答企業数:3,152企業(理容業422企業、美容業445企業)

長期傾向としては、2014年から直近までの理容業・美容業の業況DI(4期移動平均線)を見ると、コロナ禍で大きく落ち込んだ(2020年第4四半期)ものの、長期的には両業とも緩やかな回復傾向にあるものの、この1年半は横ばい状態となっている。
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