美容業の業況 30ポイントを超す改善 <DI 平成25年度第1四半期>
Posted on | 9月 11, 2013 | No Comments
「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」平成25年度第1四半期
平成25年度第1四半期・美容業のDIは、5指標すべてで大幅に改善した。とくに業況では30ポイントを超す改善を示した。今期は理容業をはじめ生衛業種全般で改善した。
日本政策金融公庫・国民生活事業本部・生活衛生融資部の「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」平成25年度第1四半期より。
前期では5指標すべてが悪化したが、今期はアベノミクス効果が美容業界にもいい影響を及ぼしたようだ。
5つのDI指標を平均した総合指標も大きく改善した(下・グラフ参照)。
総合指標4期を平均した「4期平均」はリーマンショック後の落ち込みから徐々に改善してきており、美容業が上昇トレンドにあることを示している。とはいうものの、マイナス域にとどまっており、0から、さらにプラスに転じるにはまだ時間がかかりそうだ。
今期の投資実施も前期比10ポイントを上回る15.1%をマークした。東京オリンピックの開催も決まり、サロンの施設や設備への投資も増える可能性も期待される。
平成25年度第1四半期・美容業のDI(カッコ内は前期)
「売上」▼16.4(▼40.1)
「採算」▼1.6(▼20.4)
「業況」▼11.5(▼48.8)
「利用客数」▼27.4(▼43.9)
「客単価」▼10.0(▼34.6)
【調査】
時期:2013年6月下旬
方法:個別訪問調査
対象:3063企業(理容369企業、美容436企業)
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DI:良い(増加、黒字、好転)企業割合 - 悪い(減少、赤字、悪化)企業割合
タグ: 日本政策金融公庫, 景気動向調査