理容をクリエイティブに再定義 SNS発信で注目の山口太郎氏が葉山に新会社
Posted on | 7月 9, 2025 | No Comments
2025年7月1日、株式会社TAROが神奈川県葉山町にて設立された。大正9年創業の老舗理容店「山口理容店」をルーツとし、四代目・山口太郎氏が新たに立ち上げた法人である。TAROは、理容室運営にとどまらず、SNS発信、教育活動、認定制度構築、プロダクト開発などの領域において、理容文化の再定義と未来創出に挑む。
山口氏は、Instagram約5万人、YouTube約10万人のフォロワーを持ち、施術やスタイル提案、接客の美学を通じて理容の魅力を全国、さらには世界へ発信し続けてきた。これまでに国内外での技術セミナーや講演も行い、理容を“クリエイティブな表現”として位置づける姿勢は、業界内外で高い評価を受けている。

TARO設立に際し、社会課題解決型の事業展開を手がける株式会社Triveが出資を行い、経営基盤を強化。さらに、Trive代表の岡本俊介氏がTAROの取締役に就任し、ビジョンの具体化やSNS戦略、ブランド展開、デジタルと地域を掛け合わせたモデル構築などを支援していく。岡本氏はこれまでにも多数の地域共創プロジェクトに関わっており、本事業においても葉山というローカルの魅力と、理容という伝統技術を新たな形でつなげていく考えだ。
山口理容店は、100年続く伝統を継承しつつ、海外からの来訪者も多いグローバルな現場となっており、TAROはその延長線上で「次の100年」を創る存在を目指す。今後は、“理容×地域×デジタル”の融合によって、理容の価値を社会に再定義していくという。
タグ: 業界トピックス, 理容再定義, 理容業

























