理容業を取り巻く状況について 厚生労働省
Posted on | 5月 21, 2011 | No Comments
店舗数および技術者・後継者が減少し衰退傾向にある理容業だが、理容業の強みは固定客が多いことと、レディスシェーブなどその業権から新たなニーズを取り込む可能性があることにある。
厚生労働省がまとめたもので、理容を含む生活衛生業共通の強みは、地域密着型の営業をしていること、オリジナルな商品提供・店作りができること。
理容業の弱みは、個人経営、経営者の高齢化、後継者不足があげられている。これらは理容業だけでなく生活衛生業に共通している弱みでもある。外部環境からの弱みは低料金店、カット専門店との競合があげられているが、さらに美容への客の流失もあるだろう。
<資料・第2回生活衛生関係営業に係る税制及び融資制度活性化方策検討ワーキンググループ 「生活衛生関係営業を取り巻く状況について(業種別)」より>
理容美容に限らず、生活衛生業の強みは、個店対個店で対抗できることにある。中小の製造業では大手ブランドが手がける製品に対抗して製品を開発しても、そのブランド力に太刀打ちするのは難しいが、生衛業では大型チェーンの店が出現しても、創意と工夫で対抗できる。それが理容美容を含む生活衛生業の魅力でもある。
理容業では、シェービングが法的に業務独占になっているので、レディスシェーブをはじめ、ブライダルシェーブ、フェイシャルエステなど様々なニーズに対応できるメニューを独占的に提供できるのが大きな強みといえる。
タグ: 厚生労働省健康局生活衛生課, 理容業