理容師・美容師が初職を辞めた理由、「給与の低さ」が最多

Posted on | 5月 6, 2025 | No Comments

理容師・美容師が初めて勤めたサロンを辞めた理由として最も多かったのは「給与が低い」であった。次いで、女性の就業が多い業種であることから「結婚・出産」が続いた。

ホットペッパービューティーアカデミーの「美容サロン就業実態調査2025」より。美容師（n=4806）、理容師（n=1694）。

美容師と理容師が初職を辞めた理由（SAのみ）

単一回答での結果では、美容師は3位「体調不良」、4位「キャリアアップ」、5位「職場の雰囲気」の順となった。一方、理容師では2位に「キャリアアップ」、3位に「結婚・出産」、4位「職場の雰囲気」、5位「体調不良」が続いた。

退職理由は複数の要因が重なる場合が多いが、表に示された理由が複合的に影響している可能性が高い。ただし、「結婚・出産」に関しては、単一回答と複数回答の割合に大きな差が見られないことから、影響度が特に高い要因といえる。女性の理美容師に限らず、近年では男性理美容師でも、結婚を機に退職して独立するケースが増えていると聞く。

なお、同調査ではその他の離職理由として「通勤が不便になった」「スキルアップが見込めない」「評価・昇給制度が充実していない」「福利厚生が整っていない」「仕事とプライベートの両立が難しい」「雇用が不安定である」なども挙げられているが、回答数は比較的少なかったため、ここでは省略した。

美容師が初職を辞めた理由

理由	SA（％）	MA（％）
給与が低い	16.3	28.5
結婚・出産	14.0	15.5
体調不良	8.9	13.3
キャリアアップ	7.2	11.7
職場の雰囲気	6.2	15.1
上司と意見が相違	6.1	14.7
同僚と合わない	5.7	12.6
拘束時間が長い	3.2	12.7
仕事がハード	2.8	11.9
労働意欲喪失	4.5	13.3

理容師が初職を辞めた理由

理由	SA（％）	MA（％）
給与が低い	16.3	28.5
結婚・出産	14.0	15.5
体調不良	8.9	13.3
キャリアアップ	7.2	11.7
職場の雰囲気	6.2	15.1
上司と意見が相違	6.1	14.7
同僚と合わない	5.7	12.6
拘束時間が長い	3.2	12.7
仕事がハード	2.8	11.9
労働意欲喪失	4.5	13.3

タグ: 美容サロン就業実態調査, 離職理由

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データ＜資料／政府、日本公庫＞

【美容系料金／2023年】
小売物価統計調査より
＜2024年4月＞
（県庁所在都市の平均）
品目／料金(円)／(前年比)
理髪料／3,668(+58)
パーマネント代／8,544(+175)
カット代／3,683(+41)
ヘアカラーリング代／6,242(+163)
エステティック料金／11,988(－6)
・47都市の料金は、こちら
・品目詳細、料金算出は、こちら
‥‥‥‥‥‥‥‥
【消費者物価指数／2024年】
＜2025年1月＞
品目：指数(前年比)
総合指数：108.5(＋2.7)
理髪料：103.3(＋1.4)
パーマネント代：104.3(＋1.4)
カット代：104.4(＋1.5)
ヘアカラーリング代：104.3(＋1.5)
エステティック料金：106.2(＋1.5)
＊2020年＝100
‥‥‥‥‥‥‥‥
【美容品目の家計調査／2024年】
1世帯当り年間支払金額
＜2025年2月＞
品目：金額(前年比／％)
理髪：4903円（＋0.4）
パーマ：2430円（－1.7）
カット：6991円（+2.8）
その他：2万4160円（+5.4）
＊家計調査「二人以上の世帯」より
‥‥‥‥‥‥‥‥
【日本政策金融公庫・生衛融資】
＜2025年5月1日発表＞
融資の種類：利率
・無担保融資の基準金利（税務申告を2期終えている人）：2.60-3.90％
・有担保融資の基準金利：1.60-3.50％
・マル経融資（特利Ｆ）：1.70％
＊条件によって金利が違います。
＊上記以外の融資と利率は
日本公庫融資情報