理容師・美容師の復職率50%超え|他美容職種より高水準
Posted on | 5月 8, 2025 | No Comments
初職への復職率は、理容師が57.2%、美容師が54.3%と高水準を示す。他の美容系職種の復職率がいずれも50%を下回るなか、理容師・美容師の復職率の高さが際立つ。
ホットペッパービューティーアカデミーの「美容サロン就業実態調査2025」より。美容師(n=4395)、理容師(n=1398)。
理容師美容師の初職への復職率は、過去に信頼できるデータはないが、かつては7~8割が初職に戻るとされ、業界全体としては労働流動性が低い職種と見なされていた。現在では復職率は50%台まで低下しているものの、他職種と比べれば依然として高い水準にある。
美容師、理容師の初職からの転職先
転職先 | 美容師 | 理容師 |
---|---|---|
美容師に | 54.3% | 9.4% |
理容師に | 2.3% | 57.2% |
他の美容系(エステなど) | 5.4% | 4.0% |
美容関連(ディーラーなど) | 1.4% | 3.0% |
美容関連外 | 29.9% | 19.2% |
無職 | 6.7% | 7.2% |
理容師と美容師間の転職動向に目を向けると、美容師の9.4%が理容業へと転身しているのに対し、理容師が美容業へ移る割合は2.3%にとどまる。背景には、メンズ美容需要の高まりや、理容師資格を取得したダブルライセンス美容師の増加といった業界動向がある。
また、美容師の29.9%が美容関連業種以外へと転職しており、理容師よりも10ポイント以上高いのが特徴といえる。
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