クラシカルメンズ市場に期待 アルテジェネシスが理容事業に参入
Posted on | 3月 4, 2025 | No Comments
グランド理美容の事業譲渡受け
Ashなどを運営するアルテジェネシスは昨年12月21日に事業譲渡されたグランド理美容のサロンのうち、同社グループ会社のニューヨーク・ニューヨークが「エーゲの海 京都店」を「GRAND(グランド) 西院店」と名称変更し、2025年3月1日移店・リニューアルオープンした。
グランド理美容は1947年創業。大阪・京都・神戸で理容室・美容室を展開、老舗理容室として知られる。今後は、GRANDブランドの宝塚南口店、学園都市店、ラクザ大阪店、京都店の4店舗のリブランディング、運営・管理をアルテジェネシスグループで行う。
同社がグランド理美容から事業譲渡を受け、理容事業に参入した背景には、日本における「クラシカルメンズ市場」の将来性への期待と、「生涯美容師」として働き続けられる環境の構築があり、具体的に次の理由をあげている。
1.理容市場の伸びしろ
年々縮小傾向にあるものの、大手チェーン店の参入が少なく、理容室の顧客は年齢層が高めであることから、大きな成長の機会を持つ分野であると考えております。
2.男性の美容意識の高まり
若年層においての男性の美容意識の高まりは誰もが知るところでありますが、近年は働く世代・シニア層などへ広がっています。超高齢社会の日本において、「クラシカルメンズ市場」に期待感も持っております。
3.キャリア支援(ダブルライセンス取得)
当社で働く美容師の希望者には理容師免許の取得を推進し、働き方の多様性、キャリアの拡大支援を行ってまいります。
4.生涯美容師の実現
現状のデザインサロンからメンテナンスサロンに、クラシカルメンズを取り扱う店舗が加わることで、年齢を重ねライフスタイルが変化していくスタッフに、新たな労働環境・選択肢を提供することができます。
フリーランスや業務委託など働き方の選択肢も広がり、デザイン系やメンテナンス系、特化型など様々な美容室の形態がある中、同社は「目まぐるしく変わるトレンド・世代や考え方で移り変わる顧客ニーズに柔軟に対応しながら、ライフスタイルに変化がある美容師が働き続けられる組織であること、その多様性を追求した“全方位型”こそがアルテグループの唯一無二の特徴」とし、今回クラシカルメンズ市場に参入するに至った、としている。
タグ: アルテジェネシス, クラシカルメンズ市場, 事業譲渡