「カットの技術に感動」 インバウンド客
Posted on | 9月 20, 2024 | No Comments
ホテル業や飲食業ほどではないにしろ理美容室もインバウンド需要は増えている。技術やサービスで外国人旅行者から高い評価を受ける一方、コミュニケーションやチップなどでまごつくこともあるようだ。
「ホットペッパービューティーアカデミー」(リクルート)は、訪日外国人旅行者(2024年6~7月来日)936人と、美容サロン従事者2,632人に「美容サロンにおけるインバウンド実態調査」を実施し、その結果を2024年9月20日発表した。
スクリーニング後の本調査は1,016人。理美容室のほかネイル、エステ、リラクゼーションなどのサロンも含む。
「海外からのお客さまは、どのようなメニューを注文されましたか」(対象:美容室従業者468人)のトップは「カット」で次いで「シャンプー&ブロー」「カラー」が続く(下の表)。
「日本の美容サロンの魅力」(外国人旅行者936人、複数回答)は①清潔感・衛生的②日本ならではデザイン・スタイル③施術が上手・丁寧、がトップ3だった。
外国人旅行者とのコミュニケーション方法(n=994)は、①「身振り手振り」(56.5%)、②「スマホなどの翻訳機能を使用」(43.7%)、③「どの国の人でも英語で対応」(41.8%)。
外国人旅行者対応における困り事は、主に言葉の壁によるコミュニケーションの課題が挙げられた。予約・会計対応の難しさや、文化・マナーの違いに戸惑いも。
美容サロン従事者(n=1016)、自由回答では
「カットの技術に感動していた」
「笑顔で帰ってくれた」
「ヘッドスパをとても喜んでいました」
「チップをくれた。良かったからと、翌日も来店してくれた」
「日本のサービスや技術は一流だと褒めてくれました」
「日本語でありがとうと言われた」
理美容室がインバウンド需要を取り込むには、立地や受け入れ態勢もあるが、インバウンド需要は間違いなく増えている。
タグ: インバウンド, インバウンド調査, ホットペッパービューティーアカデミー