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進む女性の美容室離れ

Posted on | 8月 15, 2024 | No Comments

理美容ラウンジ女性の美容室離れが進んでいます。

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グラフは、「美容センサス調査」(ホットペッパービューティーアカデミー/リクルート)による女性の美容室利用率です。同調査は、1年間に1回以上利用した人を利用者として利用率にカウントしていますが、利用率は緩やかに減少しているのがわかります。逆に言うと、1年間に1回も利用しない女性が緩やかに増えています。女性の美容室離れが進んでいる、といえます。

美容室を利用しない女性のなかには、対人関係が苦手で美容室の利用を控えている人や、最近のヘアドネージュなど目的を持って髪を伸ばしている人もいますし、ヘアスタイルにあまり興味がなくストレートやポニーテールなどで済ませてしまう人などいろいろです。これらに金銭的な節約志向や、美容家電も進化など、複数の要因が絡み合って、1年間に1回も美容室を訪れない女性が増えていると思われます。

とくに30年間続いたデフレ経済下で節約志向は消費者に染みついています。
物価上昇を超える賃上げが数年続けば徐々に消費行動に変化が起こるかもしれませんが、2、3年程度では染みついた節約志向は変わりそうにありません。
近年、食料品などの値上がりが続き、家計を守るために節約の対象となっているのが美容室への支出のようで、その結果として美容室の利用率低下を招いているようです。

利用率だけで美容室の市場規模が決まるわけではありませんが、重要な要素であることは間違いありません。利用率に来店回数、1回あたりの客単価で市場規模は決まります。しかし来店回数、客単価は利用率の減少をカバーするほど増えていません。となると、女性客の美容室市場規模は縮小していることになります。

もっとも、美容室市場はいまや女性だけではありません。メンズ美容といわれる男性客を相手にした業態も増えていて、男性客の利用率は増えています。美容室市場が女性客の利用率低下ほど縮小していないのは、メンズ客を取り込んでいるからです。その分理容室市場は縮小しています。

美容室の市場規模がネイルやエステ、アイビューティなどの美容サロンに比べ抜きんでて大きいのは、利用率の高さにあります。この利用率が長期的にみると減少傾向になっています。これは美容室市場をマクロ的に見た場合、やはり問題です。

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タグ: 女性利用率, 理美容ラウンジ, 美容センサス

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