ツルハシ商売

Posted on | 5月 25, 2024 | No Comments

「ツルハシ商売」といわれるビジネスモデルがあります。

19世紀中ごろ、アメリカのカリフォルニアで金鉱が発見され、金を掘る人を相手にツルハシを売って大儲けしたビジネスをいうそうです。

ゴールドラッシュにわくカルフォルニアに多くの人がやってきますが、金鉱を掘り当てたのはほんの一握りの人だけ。大半の人は無一文になって諦めることになります。しかし、金鉱を堀る人にツルハシを売った人は儲けることができました。つまり、「ツルハシ商売」とは、リスクがほとんどなく儲けるビジネスをさします。

ツルハシ商売に限らず、金鉱を掘る人や家族を運んだ運送人、丈夫なジーンズを販売した衣料品販売業者、金鉱や金脈などの地質学を伝授した先生ら、ゴールドラッシュの周辺でビジネスをした人はリスクなく儲けた部類になります。

理美容業界でも理美容室、理美容師を相手にした多種多様のビズネスがあります。
ゴールドラッシュの一攫千金を狙う金鉱堀りと理美容師を同列には扱えませんし、理美容師の周辺ビジネスはツルハシ商売とは別物なのは承知していますが、昨今の若い理美容師の年収と周辺ビジネス会社に勤める同年齢の年収を聞くと、少なからぬ差があるようです。

周辺ビジネス会社の年収が決して高いわけではなく世間並みの相場ほどです。理美容室の生産性が低さが、両者の差になっている。
よく車の両輪に例えられる両者ですが、現状は車体が傾いて走行しているように思えます。このままでは理美容の周辺ビジネスに影響が及ぶのは明らかです。まずは理美容室の生産性を向上させる方策が求められる。

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