英国近衛兵の「ヒゲ」が約100年ぶりに解禁
Posted on | 4月 19, 2024 | No Comments
英王室を警護するウェールズ近衛連隊の隊員にヒゲを生やすことが約100年ぶりに解禁されました。
ウェールズ近衛連隊第1大隊は2024年4月16日、X(旧ツイッター)公式アカウントにヒゲ解禁を投稿しました(下)。
英陸軍は、19世紀後半のころはヒゲを生やすのを奨励していました。しかし、第一次世界大戦で毒ガス兵器が登場し、ガスマスクを着用するのにヒゲが邪魔なことからヒゲを剃ることが義務化された、といわれてます。背景にはジレット社が開発した安全剃刀が20世紀になって普及したこともあります。第一次世界大戦後は男性のシェービングの習慣が世界的に広まりました。
ウェールズ近衛連隊のヒゲ解禁を報道した『Forbes Japana』は、ヒゲ解禁には賛否両論あることを紹介しています。
ヒゲ解禁とはいっても、無精ヒゲは当然NGで、してもいいヒゲは規制されています。『Forbes Japana』によると、
・頬から口元、顎全体にヒゲを生やす「フルビアード」のみ認める
・ヒゲの長さは、2.5mm(グレード1)から25.5mm(グレード8)まで
・ヒゲは頬骨と首の位置で切って整えなければならない
・生えそろっていないヒゲは不可
・派手な染色は不可
とのこと。さすが英国、おしゃれな紳士の国です。
タグ: ヒゲ, 英国, 髪にまつわるエトセトラ