30分で7日間のインスタ投稿をつくる方法
Posted on | 10月 3, 2023 | No Comments
「美容室とインスタグラム」(前編)
写真を撮り続け、Instagramに投稿しているけれど、Instagram投稿が集客や売上にむずびついているとはおもえず、労力の垂れ流しのように感じる。
辞めたい…。疲れた…。
美容業のInstagram投稿は、いわばコンテンツの販売と同じです。
スタイリストがInstagramの投稿から集客するために、どんな写真や内容を載せるといいのか?
この悩みを解決するために、米国のSNSアドバイザーとして有名なJasmin Starから学んだことを、取り入れながら、あなたにもお役に立つよう記事にしました。
Jasmin Starは、SNS投稿でファンづくりをすすめたいコンテンツクリエイターにアドバイスをしています。
彼女のノウハウを、拝借しながら、リスト構築に効くコンテンツをつくっていきましょう。
まず、投稿ノウハウを学ぶ前に、あなたのスケジュールのなかで、毎週30分、インスタグラムコンテンツを作成する時間をブロックしましょう。
時間の確保は終わりましたか?
では、Jasminお伝えする5つのノウハウをみていきましょう。
(1)決めるべきは3要素。
1回のInstagram投稿で決めるべき要素は、写真だけではありません。
写真も含め、3つの要素が組み合わさって、1つの投稿が成り立っています。
・投稿テーマ
・写真
・投稿スタイル
決める要素が多いとおもいますか?
わたしも最初おもいました。
でも、たとえば、写真の内容が、子どもと楽しくすごしている様子を写したものだったとしても、投稿テーマで、おすすめしたいノウハウでもいいという、Jasminの提案だったのです。
投稿で、写真の写り込んでいる内容と、テーマは別でいいと思い切ることで、わたしは、投稿しやすくなりました。
写真を集めなくてはならないという強迫観念から逃れられたからです。
なので、あなたにも、この、1投稿を3要素に分解することをおすすめしだいです。
(2)要素1 あなたの投稿テーマを決める
Instagramで投稿するテーマを考えることこそ、むずかしいと、わたしも最初はうなりました。
Jasminは、ここも、具体的に次の7つのテーマから選んでみて、と提案してくれています。
・仕事の舞台裏
・なぜその仕事をするのか?
・私の意見
・勇気づけるコトバ
・私のこと
・商品やサービス、技術についてのアピール
・技術(商品やサービス)効果について
投稿テーマをひとつひとつみてみましょう。
・仕事の舞台裏
あなたの仕事の裏側がどういうふうに進行しているのかを語ることがテーマです。
舞台裏としてビジネスの裏側を語ることにより、観る側は、あなたのクライアントにとって非常に有益な仕事が、どんな風にすすんでいるのかを知ることができます。
たとえば
パソコンに向かっているときのバックグラウンドミュージックの話題はどうでしょうか。
仕事をしているときのあなたのプレイリストは何? わたしは、Spotifyが提案してくれる”Girls on Fire”を部屋のスピーカーから大音量で聞くと、すごくなんでも出来そうな気分で作業がはかどります。しかもベースを効かせた音だとなお気分がいいです。だけど、誰もいないとき限定。なぜって、どうも重低音のノリがよすぎるようです。イヤホンだと味気がしませんので。
・なぜその仕事をするのか?
顧客があなたからサービスやモノを利用しお金を払うのは、あなたが提供しているモノやサービスが素晴らしいから買うというよりも、あなたがのサービスやモノをなぜ提供しているのか、その根底の理由を知ることで財布を開きます。
だから、「なぜあなたはその仕事をするのか」を、角度をかえて語りつづけましょう。
たとえば
わたしが、サロン・プロデューサーの仕事をするのは、お金のためではありません。ずっと昔に、「5年前の言葉が現実になりました」と言ってくださった美容師さんの言葉がが嬉しかったからです。幸せを広げるために、表現を磨き、世の中を住みよい世界にしたいと考える美容師さんが描く世界を称えながら仕事ができるこのプロデュース業は、未来がよりよくなることしか想い描けない、いい仕事だとおもっています。
・私の意見
コンテンツを観た人が聞きたいのは、楽しい冗談や、個人的な話、ちょっとした知恵です。
だから、あなたが店舗アカウントであれ、個人アカウントであれ、あなたが個人的にどんな経験があるのか、どんなことを考えているのか、とか、あなたが個人的に提供するヒントを共有することが喜ばれます。
たとえば
わたしの秘密は、重度の甘党だということです。特にあんこ和菓子に目がありません。おはぎが、お弁当に入っていたら最高! 最低3つ、いえ、5つは食べます。自分が好きだから、子どものお弁当にもおはぎをいれて幼稚園に持たせてました。
あなたの好きな食べ物は何ですか?
・勇気づけるコトバ
わたしは、SNSで、そのときの気持にぴったりくる言葉を書いてる人がいたら、まったくつながりが無い人でも、親近感がわきますし、また、いいねだけでなく、フォローまでしてしまうことがままあります。
あなたもそんなことありませんか?
雨の日や、月曜日の朝といった気分がどんよりするときや、落ち込んだときにも、観る人を元気づける言葉を書き綴りませんか。
たとえば、
受信箱のメールに、怒り狂って、おもわずすぐ返信メールをうつためにキーボードを叩いたことありませんか? 怒り狂ったときは、筆がすすみますね。でも、書いた返信はすぐ送らず、一晩寝かせましょう。なんなら、一晩といわず、最低24時間は書いたメールを草稿箱にいれておきましょう。そして時間がたってから、もういちど読み返してみる。そしたら、あなたはそのメールは出さずに、もういちどメールを書き直しているかもしれません。わたしは、書き直しの確立のほうが高いです。あなたも、すぐに返信したくなるぐらい感情がたかぶったときがあったら、ぜひ、一晩寝かせるルールを思い出してみてください。人間関係をすり減らさずに、すごせますよ。
・私のこと
仕事するなかで、個性ある人間がそこで働くことを伝えます。
あなたが一人で仕事をしていても、チームで仕事をしていても、個人的な側面は、あるはずなのです。
たとえば
こんにちは。和田美香です。初めてこのアカウントにお越しいただきましたか?もしそうならこの投稿から読んでください。
わたしは、美容室開業のお手伝いをする、プロデューサーです。わたしは、あなたの自己表現を深くほりさげ、伝え広げ、あなたと、そしてあなたの顧客の美と健康をひろげるお手伝いをするためにおります。
あなたがインターネットの大海のなかでこの小さなスポットを見つけてくださったことをとてもうれしく思います。 ここでは、どんな風にサロンをつくったら、売れるのか、そもそもサロンに来てくれる人をどうやってみつけるのか、ずっとリピートしてくださるには何をしたらいいのかをお伝えしています。あなたとお目にかかれてとても嬉しいです。さて、あなたに質問です。どうやって、わたしを知っていただきましたか? DMでよかったらおしえてください。
・商品やサービスについてのアピール
・商品やサービスが提供する効果について
やっと、あなたのサービスや商品について語っていいテーマがやってきました。
あなたが投稿したコンテンツの2割は、あなたの商品やサービスのことにバッチリ触れて大丈夫です。
この2割のなかでは、遠回しに言及する必要はありません。
伝えたいプロモーションも、率直に伝えてOKです。
あなたの商品やサービスを受け取ったお客様の声も、ここで利用するのは有効です。
これら7つの要素を、曜日ごとに、どの曜日に、どのテーマを投稿するか決めておくと便利です。
(3)要素2 あなたの写真のテーマを決める
投稿テーマと、写真に写っている画像の内容が一致しなくても大丈夫です。
「写真もあなたのパーソナルな側面や、ビジネスの利点を、視覚的に伝える重要な要素として働く」ということだけを、まず意識しましょう。
写真と文字のトピックが別のテーマでもいいと伝えましたが、でも、あなたのアカウントが、あなたの事業やサービスを伝え、リストを集めるためのものであるということを忘れないでください。
写真を集めるために、どんな画像を集めるか、あらかじめきめておきます。
この7つのテーマにそって、あなたは、コツコツと写真を撮りためるか、もしくは、ストックフォトから写真を選べばいいだけなのです。
たとえば、の例
・健康づくり
水泳、ランニングの風景や、自分がやってる姿
・仕事
サロンの植木鉢、お客様の写真、店のスタッフ
・リラックスタイム
午後3時には抹茶ラテを飲むこととか、おはぎをパクっと食べてるとことか
・クライアントの声
・自分
・気に入りの言葉
クライアントの声や、気に入りの言葉は、文字を画像にすることで投稿できます。
Canvaを使うと便利ですよ。
曜日ごとに、投稿する写真のタイプを決めておくと便利です。
(4)要素3 投稿タイプを決める
Instagramには投稿タイプが複数あります。
そのうちのどの投稿タイプをつかうか、曜日ごとに決めておくと便利です。
(5)3つの要素を1週間スケジュールに落とす
たとえば、こんなフォーマットをつくってみてください。
あとは、投稿内容を、このフォーマットに沿って、「投稿テーマ、写真テーマ、投稿タイプ」を、実際に、Facebookの管理画面から投稿予約してしまうだけです。
忘れないでプロフのリンク
最後に、プロフィール欄には、かならず、リードマグネットの案内と、リードマグネットを請求できるURLを案内することを忘れないでください。
執筆 和田美香
中小企業診断士/美容室開業コンサルタント/オンラインコース・クリエイター/みかんぐみ株式会社 代表取締役
はじめての美容室独立開業工事110番
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フリーランス美容師のためのシェアリングサロンfrange
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