「ヘアなび」に予約システム 全理連
Posted on | 8月 31, 2023 | No Comments
国庫補助金でヘアサロンオンライン予約システム構築
理美容室の予約は、電話を抜いてネット予約がトップになるなか(*)、全国理容連合会はヘアサロンオンライン予約システムを構築し、組合員に安価で提供する。
平成5年度の国庫補助金(990万円)を活用して行う事業で、理容業のデジタル化をすすめ、経営者、ユーザー双方の利便性を図る。2023年8月31日の全理連理事会(下)で決めた。
具体的には現在、新潟県を中心に運用しているヘアサロン検索サイト「ヘアなび」を全国版に移行して対応する。「ヘアなび」は検索サービスだけを提供しているが、これに予約システムを構築、実装する。すでに運用しているサイトを活用することで、初期費用を抑えシステム構築ができる、という。
料金は検索対応だけなら無料で掲載できるが、予約システムを導入する場合は年額1万2千円かかる。全国版の運用は12月20日、予約システムの運用は来年1月1日の予定。
掲載希望、予約システム導入希望の組合店は、事前に基本情報の提供などを行う必要がある。
なお、「ヘアなび」は、beaux(ビューズ)社(新潟市)がサイトを管理し、新潟県理容生活衛生同業組合が運営を管理している。中途で組合を脱退した場合は運営管理者(連合会など)がマスターIDで情報を削除できる。
高齢者が多く、ネットに不慣れな組合員にインターネットやITに馴染むための入口の役割もあるという。
(*)「美容センサス」(ホットペッパービューティーアカデミー/リクルート)による。
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