吉川秀隆タカラベルモント社長 2011年頭所感
Posted on | 1月 1, 2011 | No Comments
理美容サロンとともに90周年
輝かしい新年の幕開けに際し、ひと言ご挨拶申し上げます。
新たな年を迎えても「心晴れ晴れと」とはなかなか申し上げられない昨今の状況は、一部の企業を除き殆どの方が同じ思いを持っておられる事と思います。
リーマンショックに端を発し近年続いている景気停滞は言うに及ばず、ドル安・円高、国内のデフレ懸念などの不安材料や、ギリシャ、アイルランドなどEU加盟国での経済危機、尖閣諸島や朝鮮半島での事件勃発など、世界全体が極めて不安定な状況にあるといえます。
当社もご他聞に洩れず厳しい状況にあるわけですが、現状を打破するためには環境変化やリスクに立ち向かう「革新」-イノベーション- が不可欠だと考えています。
日本には創業200年を超える企業が3,000社以上もあるそうですが、その内の2割の企業は事業の内容が創業時と異なるそうです。
当社は今年創業90周年を迎えますが、創業時の鋳物製品の生産から端を発し、「理美容業界の発展」と「一般消費者の美と健康に対する欲求」に応えるべく、現在まで理容、美容、エステ、ネイル関連の機器・粧材、及び設計施工と事業を展開して参りました。
そして今年は、これからの100年、更なる200年先を見据え、真に強い企業を作るための「イノベーション」を進めることで、全く新しい技術や考え方に基づく新たな価値を生み出し、常に現状に留まらない大きな変化を起こさなければならないと考えています。
ただ、このイノベーションを推し進めるためには、大局観を持って決断すること、企業の持てる力を結集し最大化させ集中させること、高い目標を設定し必ず成し遂げるという強い意志を持つことが不可欠です。サロンの皆様始め業界の皆様と私どもメーカーが一致協力する事で、業界においても真のイノベーションを起こすことができると確信しております。
最後になりましたが、皆様方のお蔭様をもちまして弊社は本年10月に創業90周年を迎えます。そして、10月24日、25日には既に業界の恒例行事となりました『TWBC』2011(TAKARA WORLD BUSINESS CONGRESS)総力を上げて開催いたします。
この記念すべき年にあたり、お客様から頂戴した90年分のご愛顧にお応えできますよう、創業以来90年間に培ってきた総力でイノベーションに取組み、さまざまな提案をして参り、理美容業界の発展に貢献する決意でございます。
ここに皆さまのご健勝を心より祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。
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