「毛髪疾患サポートハンドブック」制作へ
Posted on | 4月 20, 2023 | No Comments
ヘアロス当事者とその家族を支援するための団体、NPO法人Alopecia Style Project Japanは、「毛髪疾患サポートハンドブック」を制作する、と2023年4月19日発表した。
100人に1人といわれる「ヘアロス」を学校の先生に知ってもらい、ヘアロス当事者と家族をサポートシステムに繋げる仕組みをつくりあげるのが目的。
「ライフステージの変化や、治療についてなど、当事者コミュニティ・医療機関・理美容施設に相談できること、自治体等が生活支援を行い、当事者の居場所となるサードプレイスが提供されることを目指す」としている。
同法人によると、ヘアロスの現状は
円形脱毛症(自己免疫疾患):人口の1~2% 頭髪及び全身の毛がなくなるなど脱毛状態は様々
先天性乏毛症、縮毛症(遺伝子):1万人に1人の確率
抜毛症(強迫性障害、精神障害などを含む):発症年齢10~13歳ボリュームゾーン 男女比4対1
抗がん剤などの治療の副作用:1年間に9万人が発症。
ヘアロスの多くは完治が難しく繰り返し発症するため、毛髪がないことにより、いじめ・不登校・ひきこもりにつながったり、進路や就職の選択肢が狭まり社会参加できなくなることもある、と指摘している。
◆制作スケジュール
2023年4月19日~4月30日「毛髪疾患に対する意識調査」アンケート実施
【教育関係者用】サポートハンドブック調査アンケート
https://forms.gle/Fda2v4FYUXAsn2YQA
【保護者用】サポートハンドブック調査アンケート
https://forms.gle/RJXJDCpxvaDWkAnn6
2023年7月7日: デジタル版「毛髪疾患サポートハンドブック」第一版リリース
髪のプロである理容師さん美容師さんもヘアロスの人への理解とアドバイスが期待されている。
タグ: ヘアロス, 円形脱毛症, 毛髪疾患