理容業 2022年は緩やかに回復
Posted on | 4月 16, 2023 | No Comments
全国生活衛生営業指導センター 経営状況調査
全国生活衛生営業指導センターは2023年4月12日、理容業の経営状況調査(2022年10月~12月期)結果を更新した。コロナで落ち込んだ理容業だが、2022年は緩やかながら回復傾向にある。
調査は、月次の売上、1人当たり売上、席・室当たり売上、原材料費、粗利益、客数、客単価、回転率、人件費(正規)、同(臨時)の各項目の平均値を集計。
月によって営業日数などに違いがあり単純には判断できないが、2022年の年間を通して見ると、1、2月は低調だったものの3月に上昇し、11月までほぼ横ばいで推移し、12月に上昇しているのがわかる。12月に上昇したことで、2022年が回復傾向にあることが推測される結果となった。
1事業所当たりの売上は年初43万7千円だったが、年末には63万円になった。3月から11月まではほぼ横ばいに推移しているが、1年間を通してみると毎月8500円づつ上昇したことになる。
1人当たりの売上は同じく20万9千円だったものが31万1千円になった。事業所の売上と連動しており、12月に大きく上昇した。毎月5千円ほど上昇している計算になる。
1事業所当たりの平均客数は同じく109.7人だったものが151.8人と増加。また平均客単価は3883.2円が4008円になった。客単価は月によるばらつきはあるが上昇基調で推移している。
客数、客単価がこのまま増え続ければ、理容業の業況はコロナ前を超えて改善されそうだ。
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