業況回復遅れる理容美容
Posted on | 2月 5, 2023 | No Comments
日本公庫 景気動向調査(2022年10~12月期)
日本政策金融公庫(日本公庫)は2023年2月3日、2022年10~12月期の「生活衛生関係営業の景気動向等調査結果」を発表した。業況判断は理容美容とも前年同期比ではやや改善したが、前期比は悪化した。
新型コロナの影響は他の生活衛生業に比べ軽微だった理美容業だが、回復は他業より遅れている。
業況
業種/今期ID / 前期比 / 前年同期比
理容/ -30.2 / -5.4 / 3.4
美容/ -23.4 / -0.6 / 4.4
全業種/-9.0 / 14.4 / 13.2
来期見通しは、今期よりは改善すると見込んでいる。
理容/ -26.2
美容/ -16.9
売上、採算、利用客数、客単価とも理美容業はすべてマイナスで、とくに利用客数は理容ー35.7、美容ー36.0と深刻だ。
生衛業の中でも映画、ホテル・旅館は今年度初めからDIがプラス域に転じるなど、コロナのマイナス影響から脱却しているほか、飲食の改善も目立つ。
【調査概要】
調査時期;2022年12月中旬
調査方法:訪問面接調査
回答企業:理容424企業、美容462企業
*DI=「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた数値
タグ: DI調査, 日本政策金融公庫, 景気動向調査