八王子美髪店 芸妓組合が結髪伝承に一役
Posted on | 8月 17, 2022 | No Comments
伝統的な日本髪や束髪の和髪が結える美容師さん(女髪結)は令和のいまでは希少職種になってしまったが、女髪結の復興を期して和髪が必須の芸妓さんらが立ち上がった。八王子芸妓組合。
讀賣新聞オンラインが2022年8月17日伝えた。
日本髪は江戸時代後期から、束髪は明治中期から女性の髪の定番だったが、戦中、戦後にかけて洋髪にとって変わられ、女髪結からパーマネント、カットを行う美容師へと職種が変わった。それでも芸妓衆や高級飲食店の女将の需要があり、平成の初めごろまでは少ないながら結髪をする美容師はいたが、最近では伝統職種的な存在になっている。
芸妓衆も近年はかつらを装着して宴席に臨むと聞いていただけに、今回の報道は驚いた。記事によると、八王子芸者衆は13人いて、全員が2件の美容室で毎日のように髪を結ってもらっているが、将来的に危機感を覚えた芸妓組合が自ら髪結をする美容室を経営し、髪結のできる美容師を育成する、という。
「八王子美髪店」がその店で、9月1日の開店に向けて現在、準備中というが、指導者、スタッフはすでに確保した、という。
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