理美容店の女性利用率 2年で2.8ポイント下がる
Posted on | 4月 16, 2022 | No Comments
NBBAサロンユーザー調査2022年
女性の理美容店への利用率が低下している。年に1回も利用しない女性が増え、2021年は13.6%だった。
全国理美容製造者協会(NBBA)が2022年4月に発表したサロンユーザー調査2022年(2021年調査)による。
これまでの調査は15歳から69歳女性が対象だったが、今回は15歳から79歳と人口が多い高齢層まで拡大した。
年1回以上の利用した利用率は、2021年は86.4%になる。
従来の15歳から69歳女性に限ると87.1%になる。同調査から利用率の推移(グラフ参照)をみると2016年から2019年は横ばいだったが、コロナ禍の2020年はマイナス1.2ポイント下がり88.7%に、さらに昨年は1.6ポイント下がった。2年間で2.8ポイントと大きく落ち込んだことになる。コロナによる一過性のものと考えられるが、利用率の低下は理美容サロン業界の市場規模を押し下げる。
女性の利用率の推移(%)
2014年:92.1
2015年:91.4
2016年:89.8
2017年:89.7
2018年:89.6
2019年:89.9
2020年:88.7
2021年:87.1
利用率は年代によって差があり、15歳-19歳は90.9%、70代は83.1%だった。しかし年間の利用回数は15歳-19歳が3.2回なのに対し、70代は5.4回だった。(平均の利用回数は4.3回)
高齢になるほど利用率は下がるが、利用回数は増える傾向にある。
同調査では、1回も利用しない13.6%の女性668万人が仮に年5000円を支払うとすると、業界全体で330億円の売上規模拡大につながる、と試算している。
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