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「マイトリガーゼ」酵素の減少が老化肌を招く

Posted on | 3月 6, 2022 | No Comments

肌の老化現象を細胞内にありエネルギーを生み出すミトコンドリアに着目した研究が大正製薬先端美容研究所より2022年3月2日発表された。

ミトコンドリアを活性化する酵素「マイトリガーゼ」の減少が 皮膚の慢性炎症や 老化の加速の可能性があり、「マイトリガーゼ」を増やす成分で老化を食い止める効果が期待できる、という。

再生医療やアンチエイジングの研究では、遺伝子レベルのテロメアに着目した研究が有力だが、細胞に内在するミトコンドリアも注目されている。今回の研究は、「マイトリガーゼ」酵素が減少すると、細胞エネルギーが十分でなく、正常なターンオーバーができなくなり、老化とともにあらわれる肌の角質が厚くなることなども明らかにした。

大正製薬は、「これまでの研究で、「マイトリガーゼ」の減少を防ぐ事が出来る成分を多数発見しています。そして、それらの成分の中で、モモ、ハマメリスの葉、ボタンの根(ボタンピ)抽出物を組み合わせると、肌表面の美しさやバリア機能がアップする可能性を発見しました。さらに、年齢とともに失われていく肌のうるおい、ハリ、弾力を高める効果も期待できます。」としている。

以下、同社のプレスリリースより。

若々しさの鍵を握る酵素…大正製薬の「マイトリガーゼ」研究

ミトコンドリアから紐解く肌老化…若々しさの鍵を握る「マイトリガーゼ」に着目
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年齢を重ねると肌のシワ、シミなどが目立つようになり、見た目の若々しさが失われていきます。 主な原因は、私たちの体を構成している細胞の老化。そのメカニズムを解明する手がかりとなるのが、人の体重の10%を占めるといわれる「ミトコンドリア」です。

ミトコンドリアは、細胞の中でエネルギーを生み出す大切な役割を担っています。若く健全なミトコンドリアは、細胞内でネットワークを作って細胞全体にエネルギーを行き渡らせています。一方でネットワークが形成できなくなったミトコンドリアは、十分にその役割を果たすことができません。エネルギーが得られなくなった細胞は機能が衰え、老化が進んでしまいます。

そして、ミトコンドリアの中には「マイトリガーゼ」と呼ばれる酵素が存在します。この酵素は、2006年に学習院大学の柳茂教授により発見されました。大正製薬は柳茂教授との共同研究を進める中で、「マイトリガーゼ」に着目した、若々しさを保つためのメカニズムを世界で初めて(※)解明。これまでの研究で、主に以下のようなことがわかっています。
※肌機能に関する知見(文献データベース2021年11月調べ)

・エイジングに伴い「マイトリガーゼ」が減少する
・「マイトリガーゼ」の減少がミトコンドリアネットワーク崩壊、ミトコンドリア機能低下を引き起こす
・「マイトリガーゼ」が減少した皮膚では、 慢性炎症が生じ、老化が更に加速される可能性がある
・「マイトリガーゼ」を増やす成分で老化を食い止める効果が期待できる

エイジングに伴い「マイトリガーゼ」が減少する
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研究の中で、老化した肌細胞では「マイトリガーゼ」の量が少なくなっていることが分かりました。さらに、「マイトリガーゼ」が少ない細胞で皮膚モデルを作成すると、老化した肌に見られるようなぶ厚くて粗い構造が確認できています。

肌の若々しさを保つためには、ターンオーバーが保たれて細胞が生まれ変わっていくことが重要です。しかし「マイトリガーゼ」の減少などにより細胞の機能が衰えると、細胞の生まれ変わりが停滞します。表皮には古い角質が蓄積し、透明感が失われ、乾燥やシワも目立つようになります。

「マイトリガーゼ」の減少がミトコンドリアネットワーク崩壊、 ミトコンドリア機能低下を引き起こす
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また、細胞内に存在するミトコンドリアを観察する中で、正常時の肌細胞ではミトコンドリアがネットワークを作っているのに対し、「マイトリガーゼ」が失われた肌細胞ではミトコンドリアがバラバラにちぎれ、さらに有害な活性酵素の産出量が増えていることがわかりました。

これにより、「マイトリガーゼ減少→ミトコンドリアネットワーク崩壊→細胞活性低下→肌老化」という新しい老化メカニズムが示唆されました。つまり、「マイトリガーゼ」の減少が引き金となり、肌老化(シミ、乾燥、シワなど)につながるということになります。また、逆に「マイトリガーゼ」の減少を防ぐことができれば、ミトコンドリアや細胞が健やかに保たれ、ハリと透明感に満ちた若々しい肌が続くことが期待できます。

「 マイトリガーゼ 」が減少した肌では、慢性炎症が生じ、老化が更に加速される可能性がある
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細胞は老化すると、様々な炎症性物質を発生させて周囲の細胞まで老化させていきます。 研究をさらに深める中で、「マイトリガーゼ」が減少した肌細胞では炎症反応が起きていることがわかってきました。「マイトリガーゼ」が減り続けると肌細胞では炎症が続き、老化が加速するという悪循環が起きている可能性があります。

「 マイトリガーゼ 」を増やす成分で老化を食い止める効果が期待できる
大正製薬は、これまでの研究で、「マイトリガーゼ」の減少を防ぐ事が出来る成分を多数発見しています。そして、それらの成分の中で、モモ、ハマメリスの葉、ボタンの根(ボタンピ)抽出物を組み合わせると、肌表面の美しさやバリア機能がアップする可能性を発見しました。さらに、年齢とともに失われていく肌のうるおい、ハリ、弾力を高める効果も期待できます。

*画像はすべてイメージ

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タグ: アンチエイジング, 先端美容科学, 大正製薬

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