薄毛の悩みを理美容店で相談したい人が減少
Posted on | 10月 7, 2021 | No Comments
薄毛を自覚している人は男性で3割弱、女性は1割弱いて、理美容店によっても育毛メニューの有力な顧客候補のはずだが、薄毛の悩みを理美容店で相談したい人は減少している、という調査結果が2021年10月7日発表された。
ホットペッパービューティーアカデミーの「薄毛に関する意識調査2021」。
「自分が薄毛である」と回答した人は男性が26.7%、女性が8.0%いる。現在薄毛の認識がない男女でも約3割が「不安がある」と感じている。
ところが、「あなたは薄毛の対策を検討する際に、どのような情報を参考にしていますか」の問で、理美容師に相談する人は
2021年12.7%
2020年13.4%
2019年14.9%
と減少している。男女別では
男性
2021年10.2%
2020年9.0%
2019年9.4%
女性
2021年25.9%
2020年25.3%
2019年21.7%
となっている。
また年代別では、男性は20代が多く15.2%、次いで40代の10.9%、女性では30代が29.5%、ついで50代の22.4%で、男女の年代別で違いがある。実際の薄毛状況と、気になる年代とにズレがあるためと思われる。
理美容師に相談するのが減少した原因として、「商品を売りつけられそう」「追加のメニューを勧められそう」との懸念を理由に上げている。
同アカデミーでも指摘しているが、客が断れる余白を残したうえで提案することで、相談しやすい環境づくりをすることが重要なのだろう。
この他の主なサマリーは次の通り。
・現在「薄毛である」と回答した人の割合は、男性は3割弱、女性は1割弱
「薄毛である」と回答した人の割合は男性が高いが、「薄毛を気にしている」割合は女性が高い。
また、現在薄毛の認識がない男女でも約3割が「不安がある」と感じており、2割弱はすでに「対策している」。
・薄毛が気になりだした年齢ときっかけ
平均では男性が女性よりやや早く、38.4歳。
薄毛が気になりだしたきっかけは「鏡を見ていたとき」など自分自身で気づく割合が増加傾向にある一方、
「家族」や「友人・知人から(指摘されて)」気づく割合は減少傾向。
・薄毛が気になる部位
男女ともに「頭頂部」が気になると回答する割合が高い。
男女の違いでは、男性は「前頭部」、女性は「分け目」と回答する割合がそれぞれ高い。
・薄毛対策にかけている金額とかけてもよい金額
「薄毛対策にかけている金額」・「かけてもよい金額」ともに男性のほうが高く、「薄毛対策にかけている金額」は男女とも3年間で上昇傾向にある。
年代別にみると、男性は「薄毛対策にかけている金額」・「かけてもよい金額」ともに20代が最も高く、おおむね年齢が上がるごとに減少傾向。
女性は20代・30代が他の年代と比較して「薄毛対策にかけている金額」・「かけてもよい金額」が高い。
調査の詳細は
https://hba.beauty.hotpepper.jp/search/trade/hair/32521/
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査時期:<スクリーニング>2021年7月8日~7月10日
<本調査>2021年7月21日~7月27日
調査対象:全国 20~69 歳男女 <スクリーニング> 50,000 人、 <本調査>2,063 人
※スクリーニング対象者のうち、現在薄毛である、かつ薄毛を気にしている人(集計人数 n については、ウエイトバック後の数値)
(情報/プレスリリース)
タグ: ホットペッパービューティーアカデミー, ユーザー調査, 薄毛調査