薄毛を意識する人は16.2%に減少も市場規模は5,000億円超に拡大
Posted on | 10月 16, 2025 | No Comments
「薄毛である」と認識している人は年々減少し、2025年は16.2%となった。薄毛対策・予防市場の規模は、全体で推計5,137億円にのぼる。
「ホットペッパービューティーアカデミー」(株式会社リクルート)は、「頭髪の日」(10月20日)を前に、2025年10月16日付で「薄毛に関する意識調査」を発表した。調査対象は20~69歳の男女で、スクリーニング調査はn=5万人、本調査はn=2,065人。

推計5,137億円とされる薄毛市場だが、セルフケアによる対策が多く、理美容室での施術のほか、かつら・植毛・AGAなど医療領域まで多様な分野がしのぎを削っている。理美容室が占める市場規模は1割に満たないとみられるが、顧客に最も身近に接する理美容師だけに、悩み解消に向けたアプローチが今後ますます求められそうだ。
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市場規模
薄毛対策・予防市場は推計5,137億円。内訳は「薄毛対策・予防」2,459億円、「自宅外での対策」899億円、「自宅での対策」1,218億円。「薄毛ではない」人による予防市場が過半数を占める。
薄毛への意識
「薄毛である」人は16.2%。男女別では男性25.0%、女性7.4%。一方で「薄毛ではないが不安」と感じる人は21.3%にのぼり、潜在層の多さがうかがえる。
気になる部位
男性は「頭頂部」(66.4%)、「前頭部」(59.6%)、女性は「分け目」(62.2%)、「頭頂部」(57.5%)が上位。
薄毛が気になり始めた年齢
男性は38.6歳、女性は41.6歳。男女とも「鏡を見ていたとき」に気づく人が最も多い。
対策費用
女性の対策費は前年比約900円増の月3,472円。市販の育毛エッセンスやシャンプー、トリートメントの活用が活発化している。
サロンでの施術
理美容室でのボリュームアップ施術の満足度1位は、「毛量不足をボリュームアップできるようなパーマ」で76.3%。
施術に対する抵抗感
「薬用シャンプーの使用」「頭皮マッサージ・洗浄」「外用薬の塗布」など、日常に取り入れやすい頭皮ケア系の対策は比較的抵抗感が弱い。一方、「ウィッグ・かつら」「植毛」「増毛」「ヘアタトゥー」などは抵抗感が強く、特に男性は「ウィッグ・かつら」、女性は「植毛」に最も抵抗を感じる傾向がみられた。
タグ: ホットペッパービューティーアカデミー, 薄毛意識調査, 薄毛調査

























