肥満とハゲの関係をマウスで解明
Posted on | 6月 24, 2021 | No Comments
むかしから肥満とハゲの相関関係は指摘されているが、そのメカニズムを東京医科歯科大学などの研究グループが突き止めた、とNHKが2021年6月24日のニュースで報道した。
同グループが科学雑誌「ネイチャー」電子版で発表した内容を報じたもの(写真)。
生後22か月の大人のマウスに脂肪が多く含まれた餌を与えて、生活習慣が毛の再生にどのように影響しているかを調べたところ、脂肪の多い餌を1か月ほど与え続けたマウスは毛が薄くなる症状が確認された。一方、通常の餌を与えたマウスでは大きな変化はみられなかった。
脂肪の多い餌を食べ続けたマウスは、毛包幹細胞の中に中性脂肪がたまり、毛母細胞が表皮などに変化していることを突き止めた、という。
肥満とハゲの相関関係は昭和の時代から指摘されているが、肥満の人すべてがハゲるわけではないし、肥満でない人もハゲることがある。脱毛のメカニズムについては男性ホルモン説が有力だが、マウス実験の段階だが、中性脂肪も関係しているらしいのがわかった。
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