コロナ禍で変わる理美容店の投資実績
Posted on | 5月 27, 2021 | No Comments
施工単価は34%安、空調などの少額投資が増加
コロナ禍で理美容店の設備投資に変化がみられた。施工単価はコロナ前より34%減少した一方、100万円以下の少額投資の件数は増えた。
美容室の店舗デザイン・施工を行う株式会社colmodesign plus iが発表した「コロナ禍での1年。美容室出店に起きた実態」調査(*)によると、施工単価はコロナ前1,121万円だったが、コロナ後は743万円と 378万円減少。昨年同時期対比66.2%だった(上のグラフ)。
一方、日本政策金融公庫が発表した2020年の投資実績によると、理美容業への100万円以下の少額投資件数は過去13年間で最多だった。
施工単価が減少した原因の一つは、テレワークの導入などで顧客の利用動態が変化し先行きが不透明なため投資に消極的になっていることがあげられる。
また少額投資件数が増えたのは、コロナ感染予防で換気設備や空調設備を更新する理美容店が多かったとみられる。
*【調査概要】
調査対象:株式会社colmodesign plus iへの問合せ件数・依頼内容・売上施工単価
対象期間:コロナ前:2019年3月〜2020年2月、現在:2020年3月〜2021年2月
調査方法:同社問合せ件数による定量調査
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(情報/プレスリリース)
タグ: 投資動向, 投資実績, 設計施工