フリーランス美容師は「時間」が鍵
Posted on | 12月 30, 2020 | No Comments
関わる皆を幸せで包み込むチームをつくるために、いま武者修行中
「関わる皆を幸せで包み込むチームをつくるために、いま武者修行中」という飯野敦也さんはフリーランスになって3ヶ月。フリーランスはゼロからの出発でした。飯野敦也さんのインタビュー後編です。
幸せになるためには「自分で自分の幸せを決めて責任をとる」
―――ここまでお聞きすると、フリーランスになられたのは、まるで、武者修行の旅に出るお話しみたいですね。
IINO 前職の、株式会社THEATERには2年半勤めました。いまの美容業界では、最高の教育機関だとおもっています。「人の成長」を会社の存在意義に掲げるところで、アカデミーの制度が充実しており、「人間力の向上」のための学びが午前にあり、スタイリストの早期デビューの学びが午後にあるという平日スケジュールでした。
「教え方の組み立て直し」が人生の目的だった僕にとって、教育って、こうあるべきだなって理想をみつけられたのが、このときだったのです。
人が幸せになるためには、「自分で自分の幸せを決めて責任をとる、押しつけられてるとか他人のせいにしない」ことが大切で、それを真正面から取り上げてくれてました。
教え方によって、「やらされてる、押しつけられ」て嫌な時間を送るか、「自分でつかみとる」ワクワクの時間を送るか、違ってきますよね。
ゼロから僕ができることにワクワク
――― それほど居心地が良くても、フリーランスになられたのですね。
IINO 僕は僕の人生の目的は、教育の組み立て直しによって、みんなが幸せになる社会貢献です。
前の会社にいながらも、もっと学んで成長できるつもりでしたし、できたと思います。
でも、周りを見渡してみたとき、皆一人一人がいろんな人生の目的をもって過ごしているなかで、僕は、そんな皆の一つ一つの幸せを、叶えて、守り続けることができる奴になれるのかと自問自答したら、すごく責任が大きすぎて、いまの僕には出来ないって感じたんです。
じゃあ、それが出来るようになるためには、何だろうかと考えました。
その答えとして、本当の力をつける必要があるから、守られている中から一度出て、ゼロから僕1人でやってみなくてはならないのではない、という思い至ったのです。
そうおもったら、ゼロから僕ができることに、ワクワク感が高まり、興味と好奇心の気持いっぱいでフリーランスになりました。
顧客は95%を失うこと覚悟
―――全くゼロからフリーランスだったんですか?
IINO はい、勤め先が川越のお店だったのですが、フリーランスは原宿でスタートしました。顧客は95%を失うこと覚悟でフリーランスになりました。
―――3ヶ月前に会社を辞められたということは、つまり東京では新型コロナウイルスの第一波の後、外出自粛ムードまっただなかというときですね。そんな中、初めてのお客様と出会っていかなくてはならないという状況を、ゼロから始めることは怖くなかったですか?
IINO まずやってみようかっていうワクワクと好奇心の方が大きかったですね
僕は1人で何ができるんだろうか、僕が今できることは何なんだろうかとずっと問い続けてます。
難しいタイミングだからこそ、ゼロから自分でやってみたかったっていうのが本当のところです。
だってその方が、やりがいがあるじゃないですか。
いろんな人と出会いたい
―――フリーランスで今やっておきたいことは何ですか
IINO まず、自分自身の成長です。
僕は美容師としてもまだまだ未完成です。かつ、美容業界や社会に対して熱い想いを持っている人が夢を叶えるための組織を作るために必要な言葉を磨いていきたいです。そして、いろんな人と出会いたいです。
できれば3年後の26歳までに
―――「関わる方みなを、幸せにする組織をつくる」という目標に向かって、期限とか具体的に決めておられますか?
IINO 親友とお店をやりたいです。僕が、支える役で。親友が、皆の前に立ち、僕は皆の場所を作っていく。そういう役割を果たしたいと思っています。できれば26歳までに。それまであと3年あります。26歳には、そこに一歩でも近づく何か一つの形を作っていたいなと思っています。
フリーランスは「時間」が鍵
―――これからフリーランスになりたい人に対して、フリーランスのいいところと、悪いところをお話しいただけませんか?
IINO フリーランスの良いところと、悪いところを分けるのは、「時間」が鍵です。
フリーランスになったら、誰もが時間を持ちます。勤めているより圧倒的に時間ができます。
その出来た時間をどう使うのかが、良いところと、悪いところを分ける、最大のポイントだと思います。
時間がうまく使える人はフリーランスに向いてます。
もし、時間があるからといって、出来た時間を、自分の生命時間を捨てるように使っていたら、結局自分の望む人生はフリーランスにおいても手に入らないのではないでしょうか。
時間を上手く使える人とは、自分の望む将来を手に入れるために、その生まれた時間を使って行く人だと思っています。
10年後、20年後どうなっていたいかっていう事に向かって、少しでも自分の未来に投資する時間として使っていかないと、フリーランスとしては残っていけないのではという風に感じます。
時間イコール命です
―――時間は与えられたものではなく、生命時間そのものだと、お話になるなっている訳ですね。
IINO 時間イコール命です。命を削っていま何をしていますか? これが仕事と、私生活かかわらず、24時間365日問われるのかフリーランスだとおもいます。
【前編】関わる皆を幸せで包み込むチームをつくるために、いま武者修行中
https://ribiyo-news.jp/?p=30721
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タグ: フリーランス美容師, 人生100年時代の美容キャリア