関わる皆を幸せで包み込むチームをつくるために、いま武者修行中
Posted on | 11月 30, 2020 | No Comments
今回インタビューさせていただいたのは、フリーランスになられて3ヶ月目の飯野敦也さんです。
フリーランスになる方は、皆フリーランスを目指してフリーランスになられるのかと思っていたのですが、今回はまた全然違う目的を持っておられる、とっても自由な方にお会いしました。
関わる全ての人を幸せで包むチームを作り、そのチームを支える自分になるための武者修行の場として、フリーランスの時間をいま過ごしておられます。
そんな飯野さんに美容業界に入った動機から、今後目指したてゆきたい夢まで幅広くお聞きしてみました。
美容学校のオープンキャンパスがきっかけ
―――元々小さい時から美容業界を目指しておられたんですか?
IINO いえ、美容学校のオープンキャンパスへも、友達について行ったぐらいでした。でも、オープンキャンパスに行ってみて、すごく惹かれるところがあって、よし美容師になってみようと思って両親に相談したのがきっかけです。
両親の反対で決意を固める
―――ご両親は美容師さんでいらしたのですか?
IINO いいえ、違います。
両親は、美容業界の「給料が安い」とか、「長時間労働だ」とか、ブラックな噂を聞いて、真に受けていて、僕が美容師になることにすごく反対しました。実は、反対されたことが、
「よし、いい美容師に絶対なってやる」って、決意を固めるきっかけになったのです。
僕、天邪鬼なんですよ。
最初は相談するつもりだったのが、美容の仕事を経験していない人に噂だけでそうやって頭ごなしに話をされるのが嫌で、そんな噂は噂だ、僕がそうじゃないっていうところを見せて、「現実を、噂だけで判断してはいけない」ことを普遍的に証明したいと思ってしまったのです。
夢を持ってる人の集団に見えた
――― それほどまでに、惹かれたのは、美容学校のオープンキャンパスのどんなところだったのですか?
IINO 夢を持ってる人、未来に希望を持ってる人達の集団のように見えたところです。
高校までの僕の環境の中では、「もっと現実をみろ」とか、世の中はこういうものだからこうしなくちゃいけない、と、既定路線に乗ることを強制される場面が多く、僕はそれが苦手でした。
美容学校生はポジティブな人が多い
―――実際に美容学校に入ってみてどうでしたか?
IINO 未来に対して夢を持っている人、ワクワクしている人にたくさん出会える場所ですね。
みんな、学校が厳しくて、かつ、将来の現実がしんどくて、大変なのも知ってます。でもその中で、切磋琢磨しながら、かつ、和気あいあいやっています。オシャレだけど、厳しい世界を目指す美容学校生はポジティブな人が多いですね。みんな、いざとなったらやる時はやる人の集まりだと思っています。
僕自身、美容業界の教育にコミットしようって
―――美容学校で、どんな目標を見つけられたのですか?
IINO 教え方の組み立て直しです。
僕、実は、小学校から、学校の教えるスタイルが嫌いだったのです。
なぜかと言うと、やらなくちゃならないことは教えてくれるけれども、そもそもなぜそれをやらなくちゃならないのかという根本的なところは教えてもらえなかったし、質問すると逆に怒られたりしました。
美容学校も、学校は嫌いではなかったけれど、やらなくてはならないことへの理由を教えてもらえないのは、高校までと同じでした。
とにかく、やれ。やったら、わかるという感じで。
だから僕は教える・学ぶと・成長するという事の組み立て直しに、まず自分が足を踏み入れお世話になっている美容業界でコミットして、世の中をよくしてゆこうと、美容学生のときに決めました。
世の中をもっと良くするために、自分の人生の時間を使いたい。
僕自身が何か価値提供できる糸口は、いまは美容業界だから、まず僕自身、美容業界の教育にコミットしようってみつけたのです。
美容を通じて、教育と人間の成長の組み立て直す
―――美容学校在学中に、人生の目的を見つけられたのですね。
IINO はい、僕は小学校の時から高校の時まで自分がずっとモヤモヤしていたものを抱えていて、それが何だったのかを、美容学校の時に初めて言葉にすることができたのでした。
美容を通じて、教育と人間の成長の組み立て直しをすること、これを僕の生涯の仕事としたいと考えました。
あまりいい職場すぎて、かえって不安に
―――それがフリーランスになるきっかけになったんですか?
IINO フリーランスになったのは、前の職場のいい影響が語りつくせないほどすごく大きいのです。
―――ん? ここにはない、もっと良いものを求める思考でフリーランスになられたのではないのですか?
IINO 前の職場は、ほんとに理想の職場です。でも、あまりに居心地が良すぎて、ここにずっといたら、僕はぬるま湯に漬かったみたいになって、自分の人生の目的を叶えることを忘れるのではないかと、不安になったからです。まったく一人でゼロから始めることを体験することで、「みなが幸せになるための教育の組み立て直し」ができる自分へと成長するために、出るべきだと、おもったからです。
<続く>
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タグ: フリーランス美容師, 人生100年時代の美容キャリア