自分しかできないことをやりたい
Posted on | 3月 31, 2020 | No Comments
今回インタビューを受けていただいた倉田一魔さんは、23歳。
21歳のとき、理容と美容のW免許を東洋理容美容専門学校で取得し卒業されたあと、ロンドンのヴィダルサスーンで半年間学ばれ、その後も3週間の集中セミナーに繰返し参加されています。
このインタビューも、集中セミナー参加期間中に、ロンドンからオンラインを通じてお話ししてくださりました。
渡英してヴィダルサスーン講習会に
和田 お忙しいなかインタビューのお時間いただきありがとうございます。まさか渡英中にインタビューのお時間をいただいているとは知らずに繫がせていただいておりました。ヴィダルサスーンの講習会は、何回目の参加であられますか?
倉田様 最初は、半年間。その後、3週間の集中講座への参加が、いまで3回目です。なので、合計4回渡英しています。
基礎からサスーンの技術を学びたい
和田 2年間で、4回というのは、かなり学びの密度が濃いですね。
そこまで深く、ヴィダルサスーンを現地で学ぼうと思われたきっかけは何だったんでしょうか?
倉田様 僕は、東洋理容美容専門学校の卒業生です。そこでは、ヴィダルサスーンが技術監修したスクールシップという授業があり、またコンテストも行われていました。僕は、そのコンテストに参加するため練習を始めたのが、サスーンに引きつけられるきっかけになっています。サスーンのコンテストは、世界中から参加者がいます。勉強していると、世界の中でも有名な人の多くがヴィダルサスーンの技術を学んだ方だと言うことがわかりました。なので自分も、まずきちんと基礎から学びたいと思って参加しました
3年かけてWライセンス取得
和田 専門学校を卒業された後すぐ、ヴィダルサスーンをの技術を学びにロンドンへ行かれたんですか?
倉田様 僕の場合、Wライセンスなので、少し変則的な経歴なんです。
まず、入学と同時に、昼間と、通信制の両方のコース履修を始めました。
昼間は、理容の美免許をとるために2年間通い、理容師免許をとって卒業します。
入学と同時に始めた美容の通信コースは、卒業まで3年かかります。
なので、理容免許を昼間通学するコースで取得したあと、美容の免許をとるまで1年間フリーランスで仕事をし、美容の免許をとってからロンドンに来ました。
和田 え! 最初からフリーランスでスタートされたんですか?
倉田様 正確に言うと、新卒で理容室に勤めるというところからスタートしようとおもったんです。
けれども、自分の目指す世界観を実現するには、ここは近道でないと感じて、一週間もたたずに、すぐ自分で手探りを始めたんです。
ほとんど新卒でフリーランス
和田 ほとんど、新卒で、すぐフリーランスなんですね。
不安はなかったですか?
なにかこうやったら上手くいくという勝算があったのでしょうか?
倉田様 自分の世界観を実現させることが、僕にとってすごく大切なことだったんです。世界観の実現のために、なにができるか、ってことしか考えていませんでした。
自分は上手くやっていけるか、辞めた後どうしようかとは、全く考えていませんでしたね。
ただ、自分の世界観を実現するところへ最短でゆきたいという想いしかなかったです。
実際に、一人になってから、さてこの後どうしようかと考え始め、そこから手探りと試行錯誤が始まるわけです。
初月の売り上げは、もうとんでもなく悪くて、言えません。
でもそこから、真剣に、技術とか、売り方とか、集客とかを考えるようになりました。
世界観を実現するために渡英
和田 そして1年後、美容師免許もとられて、ロンドンへ行かれるわけですね。
倉田様 はい。サスーンの学校に半年いて卒業したた後も、ヘッドハントいただいて、トップの方々が、とんでもなくすごく上手い人たちがいるサロンにゆきました。でも、ここもやっぱり、僕の世界観を実現するための近道ではないと感じて、また半年でフリーランスになっています。
「自分しかできないことをやりたい」、それが世界観
和田 「世界観」というという言葉が、この短いお話しのなかですでに二度も出てきているのがとても印象的です。相当強烈なビジョンが、倉田さんの頭の中にあって、それを実現するために命を燃やして生きてこられてるように聞こえます。
どんな絵や風景が、倉田さんの中に描かれていたのですか?
倉田様 そうですね。表現するのは難しいですね。
こうなりたいという強烈な姿があったというより、「自分しかできないことをやりたい」という想いを、「世界観」と言っているでしょうか。
この想いは、ほんとに僕のなかですごく強い言葉です。
「自分でしかできないことをやりたい」
この言葉に尽きます。
たとえ、どんなに素晴らしいサロン、上手い人たちがいるサロンに勤めていたとしても、サロンというチームの中ので自己実現を図っていくことになるなと感じたのです。
すごく上手い、あんなディレクターみたいになりたいと思ったら、それは、自分しかできないことを追及したいという想いとは、また違うなって。
で、自分はせっかちなのか、一番近道を歩きたいって、いつもおもっています。
これは、どの場面でもそう考えています。
施術においてもそうですね。
お客様に負担のない、そして自分にも負担のない、時間も有効につかえる方法っていうのを、常に新しく考え、実行しつづけています。
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