第32回TISA全国経営者大会2010 開く
Posted on | 9月 8, 2010 | No Comments
第32回TISA全国経営者大会2010は9月7日、東京・品川のホテルパシフィックで開かれた。主催・TISA運営委員会、滝川。参加者は351名。
高木不二男TISA運営委員会代表委員(ダリア会長)が開会挨拶で、「成熟期を迎えた美容業界はこのままでは衰退していってしまう。業界が団結して新たな需要を生み出すような施策が必要だ」と語り、開会を宣した。
「変化こそ安定 さらなる発展へ」をテーマに基調講演を行った滝川晃一滝川会長は、高木代表委員の挨拶を受けて、「成熟期を迎えた業界はすべての会社、店が生き残るのは難しい」とした上で、変化に対応していくことで、飛躍が生まれると語った。滝川会長は、味の素、JAL、相撲協会などの実例をあげて時代とともに変わることの大切さを説いたあと、美容業界については
・現在の60歳から65歳の団塊世代が10年後には美容支出より介護などの支出にシフトする
・これまで増え続けてきた男性客が歩留まりになってきている
さらに少子化、美容志望者の減少などをあげ、業界を取り巻く状況の厳しさを強調。
滝川会長は生き残るためには
付加価値を求める消費者を作っていくことが必要だとし、エステ業界、ネイル業界などの現状を語り、美容がそれらのサービスとコラボレーションしたメニューを提供することを提案した。
このあと、愛知万博などを手がけたマーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏が「『恐慌突破』の元気ビジネス戦略」のテーマで講演。独自の高付加価値、客観的評価の説明など戦略が必要だと語った。
分科会ではタレントの大桃美代子氏による「美と健康は食から」、元航空幕僚長の田母神俊雄氏による「田母神式戦力になる人材づくり」をはさんで、エレガント・マナースクールの平林都氏による「また来たくなる接遇の極意」の講演が行われた。
いづれもマスメディアで活躍、注目されている講師の講演にディーラーやサロンなどの聴講者は熱心に耳を傾けていた。
タグ: セミナー, 滝川, TISA