美容系職種はコンピュータにはできない感情労働
Posted on | 9月 12, 2019 | No Comments
「第41回TISA全国経営者大会」が2019年9月10日、東京台場のグランドニッコー東京台場で開かれ、滝川睦子滝川社長の基調講演をはじめ、女優の菊地桃子さんらの講演が行われた。
基調講演のテーマは「長寿時代の健康寿命と美容寿命」。滝川講師は少子高齢化、人口の減少が進み、国内のマーケットは縮小するが、その一方で社会に出る女性が増え、また男性の美容意識が変わり、また訪問美容などのニーズが増えることなどをあげ、美容市場は拡大する可能性が高いと推測。社会が変化することで新たに生まれるニーズを取り込む必要性を訴えた。
菊地桃子さん(戸板女子短期大学客員教授)のテーマは「働き方の未来 女性のキャリアを考える」。
第一次産業革命から第三次産業革命まで、科学技術の進歩にともない労働者の働き方は大きく変化した。そしていまコンピュータ+αの第四次産業革命が進行しているが、ヒトの仕事がなくなることはなく、コンピュータではできない仕事が求められるとし、コンピュータには不可能なヒトの心、気遣いの仕事へと労働市場はシフトすると働き方の未来を展望。仕事には大きく肉体労働、頭脳労働に分けられるが、第四次産業革命下では感情労働が重要になると語った。
理美容はじめ美容系の仕事は、まさに感情労働の一面がある職業といえる。
昼食を挟んで、コミニュケーション、セルフマネジメントをテーマにした分科会、元外交官の田中均講師による国際情勢をテーマにした講演が行われた。
会場外のロビーでは「タキガワトータルビューティフェス(通称:TBフェス、写真上)」が開かれ、最新大型機器や人気商品が「見て、手に取れる」イベントで、人気講師による理美容・エステ・ネイルのセミナーや新製品や数々の人気アイテムが展示され多くの来場者が実際に試していた。特設ブースでは、「フェードカット」「医療用ウイッグ」「増税対策」「トータルビューティ」などをテーマにしたセミナーが行われ、こちらも大勢の来場者が熱心に受講した。
なお、前日の9日は同会場で、第48回タキガワトレードフェア2019(写真上は、オープニングのテープカット)、謝恩パーティーが開かれ、台風一過で交通事情が悪いにもかかわず、大勢の来場者で賑わった。
主催者発表によると、タキガワトレードフェアには128社が出展しディーラー222社(417人)が参加、懇親パーティには540人、TISAには280人が出席した。
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