理美容サロン市場規模を左右する利用率
Posted on | 3月 23, 2020 | No Comments
理美容サロン業界の最強の難敵は、セルフである。自家処理で済ませ、サロンに行かない。これではサロンはお手上げだ。そのセルフ処理で済ます男性は意外に多く、『サロンユーザー調査2020』(NBBA)・男性編によると、年に1回も理美容サロンを利用しない男性は23%と4人に1人に迫る。
一方、同調査・女性編によると、年に1回も美容店を利用していない女性は10%いる。
1年間に1回も理美容店を利用しない女性は10%、男性は23%いるが、逆にみると利用者・利用率は男性77%、女性90%になる。
利用率については、ホットペッパービューティーアカデミー「美容センサス」(リクルートライフスタイル)に、他の美容系産業のデータがあり、理美容サロンの利用率は、他の美容系サロンに比べて高い。
他の美容系サロンは、アイビューティサロン、ネイルサロン、エステサロン、脱毛エステサロン、リラクゼーションサロンなどが調査対象になっている。利用率は、リラクゼーションサロン(着衣)が10%代だが、他は10%以下である。
サロン業界の市場規模は、利用回数と客単価によって決まるが、利用率はその母数ともいえる重要な要素である。理美容サロン市場が他の美容系サロン市場を圧倒しているのは、この利用率の高さにある。この利用率という指標、市場動向を把握する上で注目したいデータの一つである。
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タグ: サロンユーザー調査, サロン利用率, 理美容ラウンジ