ネイルサービス市場は1716億円(2018年)
Posted on | 2月 4, 2020 | No Comments
『ネイル白書2020』より
日本ネイリスト協会は2020年1月27日、最新のネイル産業の市場規などをまとめた『ネイル白書2020』を発行した。ネイルサロンなどのネイルサービス市場は2018年は1716億円、2020年には1753億円になると見込んでいる。
同白書ではネイルマーケットを、「ネイルサービス市場」、消費者向けの「ネイル製品市場」、「ネイル教育市場」に分けて調査、分析している。2018年のネイル産業全体の市場規模は2297億円、ネイル製品市場は506億円、ネイル教育市場は74億5千万円だった。
白書では、2020年にはネイル産業全体で2344億円に達すると見込んでいる。前年比1%程度の伸びを見込んでいるのは、過去の実績が緩やかながら着実に伸長しているのを踏まえてのものだろう。
ちなみに、平成28年(2016年)経済センサス活動調査ではネイル業の売上げは277億円なのに対し、同年の白書による市場規模は1676億円と大きく乖離している。これは白書の「コラム」でも指摘しているが、調査の目的が異なることが大前提にあり、さらに経済センサスではホームサロンやマンション内サロンが見落とされる可能性があるのと、美容室などで施術されるネイルサービスが美容室の売上にカウントされてしまうことが大きな誤差につながっている。
また2018年の就業者数はネイル産業全体では8万8670人で、内訳はネイルサービス市場8万3900人、ネイル製品市場2750人、ネイル教育市場2020人で、ネイルサービス市場に就業する人が95%を占める。就業者も経年ごとに増加しており、ネイル産業が拡大傾向にあるのがうかがえる。
同白書では、ネイル市場規模総論として、ネイル市場全体の動向、市場規模の推移、各市場別の推移、ネイルサービス施設数と売上の推移、ネイル産業の就業者数。ネイル市場規模各論として、ネイルサービス市場、ネイルサロンの経営実態、ネイル製品市場、ネイル教育市場、消費者/ネイリスト。さらに資料編として、アメリカのネイルビジネス事情、理容業・美容業の資料などを掲載している。
同協会で頒布している。
『ネイル白書2020』
・体裁:A4 サイズ、164 頁
・定価:本体 60,000 円+税
・制作:総務委員会 ネイルマーケットリサーチ プロジェクト
・調査協力機関:株式会社富士経済
詳細・購入は
https://www.nail.or.jp/publish/nail_report.html
タグ: ネイル市場, ネイル白書, 日本ネイリスト協会