理美容業の倒産件数 小型ながら過去最多に
Posted on | 12月 27, 2019 | No Comments
東京商工リサーチ発表
2019年の理容業・美容業の倒産件数は12月25日現在で昨年の110件を上回り、このまま推移すれば過去最多の118件(2011年)を超え過去最多になる見込み、と東京商工リサーチが2019年12月26日発表した。負債金額は23億6100万円で、1件あたりの平均負債金額は過去30年で最少になる見込み、という。小型倒産が増えているのがわかる。
東京商工リサーチでは、倒産件数増加の背景として、人口減少、少子高齢化、業界の過当競争、コストパフォーマンスを求める顧客志向などをあげている。
また倒産以外に、経営者の高齢化や人材確保、他店舗との競合などから、ここ数年、休廃業や解散法人数も大幅に増え、2018年の休廃業・解散は初めて300件を超えた、と指摘している。
なお、12月9日発表の帝国データバンクの「理美容業者の倒産動向調査」とでは、件数、金額に開きがあるが、東京商工リサーチが産業分類小分類を採用しているのに対し、帝国データバンクはエステティック業やネイル業を含めて集計しているのが影響している。
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理美容業の倒産件数過去最多を更新
http://ribiyo-news.jp/?p=27549
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