理容科存続を条件に生徒に年75万円補助
Posted on | 12月 10, 2019 | No Comments
北九州市立高等理容美容学校
「北九州市立高等理容美容学校」の民営化受けれ先に決まった学校法人国際学園と北九州市の両者間で交わされた「経営継承に関する協定書」が2019年11月末公開された。経営継承の条件として、同学園は理容科を存続することとし、市は高等理容美容学校を北九州市奨学資金の対象校にし、補助対象生徒に年額75万円を補助する。
「北九州市立高等理容美容学校」は近年赤字が続き2018年8月に市の教育委員会が民営化の検討を開始。2019年8月に民営化受け入れ先として、複数の候補の中から九州医療スポーツ専門学校を運営する学校法人国際学園を選定した。
締結した協定書では、継承条件として理容科存続のほか
・経営継承時の在校生(令和2年4月及び令和3年4月入学者をいう)については、卒業するまで北九州市が定めた学費を維持すること。
・学校校舎及び土地(土地の定着物及び建物に付属する工作物を含む。)について、令和3年4月1日から20年の賃貸借契約を締結し、現在地において、理容師・美容師養成施設として学校運営を行うこと。
を求めている。
一方、学校運営の支援策として、生徒への補助のほか
・市が所有する学校校舎及び校地の賃貸借契約の賃料について、当初5年間は全額減免、6年目以降は50%減免とする。
・高等理容美容学校が所有する備品について、別途「無償譲渡備品リスト」を作成し、当該リストに登載された備品を乙へ無償で譲渡する。
などをあげている。
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