今の充実をキャッチできるから、一生懸命な人を応援できる
Posted on | 10月 31, 2019 | No Comments
和田美香さんがインタビューする「人生100年時代の美容キャリア」、お二人目は東京を拠点に活躍されているKOZUEさんです。
KOZUEさんは、フリーランスの美容師として、ヘア、メイク、ネイルに、ファッションもくわえ、トータルでファッション・アドバイスを提供されています。
さらに、ご自身のアクセサリーブランドも立ち上げておられ、製作から販売までもてがけておられます。
そんなマルチに活躍されるKOZUEさんの毎日を、まずお聞きしてみました。
忙しい日も、早めに帰って、ゆっくり食事を
–-和田 どんな風に、いろいろなことを両立されているのですか?一日の過ごし方を教えてください。
—KOZUE 毎日決まったスケジュールはありません。
ある1日の過ごし方を紹介しますと、朝はサロンワークし、終わったらジムに行って、夕方アトリエ工房に移動してアクセサリーを作る、なんていう日もあります。
サロンワークが忙しい日も、早めに帰って、ゆっくり食事を取ります。
ジムは最近行き始めました。
調子がいいので、週に3回は行きたいですね!
少しの行動から自信が生れ、自分が変われる
—和田 美容師になりたかったきっかけを、教えていただけますか?
—KOZUE 高校生の時に受けた衝撃がすごく大きかったことが影響しています。
それまで、ファッションは好きだけど、自分のことはわからないなと思っていましたし、
お洒落な友達に憧れるばかりでした。
でもある時、美容師さんに、自分がこうしたいって切り抜きの写真を持って行ってカットをお願いしてみたら、次の日学校ですごく褒められたんです。
その時の感動が大きくて!!
そのとき、はっと目の前が開けた感じがしました。
自分で、まず「こうしたい」と考えて、お願いしてみたように、小さくとも自分で行動したことが、とても大きなこととして自分にかえってくる。
こういう風に小さな希望でも行動して、一つずつ、自分で選択してゆけば、自分のやりたいことも開けてゆくのでは、と気づいたからでした。
少しの行動から自信が生れ、そのことで自分がこんなに変われるなら、この小さな行動からうまれた感動を人に伝えることを仕事にしたら、人の役に立てるかもしれてい。
そう考えて美容の道を選択しました。
美容学校に入ってからは、美容に邁進する仲間にも恵まれ、美容を追及し、没頭できる環境はほんとうに最高でした。
卒業後も、仕事をする中で、シャンプーやカット、カラーといったヘアの技術だけでなく、ネイルやメイクを学ぶために学校に通ったり、試験を受けたりして、技術をみがくことができました。
コンプレックスを、ポジティブに表現できる
—和田 美容のお仕事がいいなとおもわれるところはどんな点ですか?
—KOZUE 美容の仕事がいいなと思うところは、一人ひとりの良いところ(チャームポイント?)を見つけてより伸ばすことが出来ることです。
例えば、私は、顔のパーツにコンプレックスがあります。
でも、メイクの先生に「あなたの額は、丸くて、女性らしい形」とおしえてもらった事で、そんないいところがあったなんて!と、ここでもまた雷に打たれたぐらいの衝撃をうけました。
そして、今まで自分が嫌だと思う部分ばかり見ていたことが、もったいないと感じる様になりました。
人に対しても同じで、コンプレックスがあると感じていたとしても、美容の技術や考え方でコンプレックスの見方をかえることができるし、コンプレックスを、ポジティブに表現できるなんて、美容って素敵!!と思いました。
そう思うと、ヘア、メイク、ネイル、アクセサリー、ファッションなど次々と興味の範囲をひろげていった理由が自分でもよりはっきりわかるようになりました。
私と関わる方みなさんに、ただひたすら、前向きにちょっとした幸せを渡してゆければいいなと思います。
ヘア、メイク、ネイル、ファッションと、ひとつひとつの要素が集まってトータルで、そのひとそのものを表現します。
そのひとが、どんな方かわかりやすいように表現するお手伝いをさせていただけるのが、美容だとおもっています。
なので、今は、美容=ファッションの仕事ととらえています。
新しいことをやっていくことが好き
—和田 フリーランス美容師になってゆかれた理由はあるんですか?
—KOZUE もとからフリーランスになりたいと思ってやっていたわけではなく、自分の好きとか強みを活かしたいとおもったら、この働き方になっていました。
技術を学ばせてもらった職場では、仲間同士で切磋琢磨し、シャンプーを上手くなりたいとか、早くカットをできるようになりたいとか、早く先輩達のように美容師として活躍できるようになりたいという気持ちで取り組んできました。
憧れのお店や先輩も沢山いました!
振り返ってみれば、経歴としては勤め先を転々とするのですが、それぞれのところで技術を学ばせていただいたり、仕組みを学ばせていただいたり、また、わたし自身の新しい可能性を広げていただいたりして、今の私があります。
最終的に今の働き方を選んだのは、好きなことをどんどん追及したいという想いが高まっていったからです。
私は、どんどん新しいことをやっていくことが好きです。
やってみたいと思った事は、挑戦!
なので、大好きな美容の仕事をしながら、おもいっきりいろいろできる働き方を選択した結果が、フリーランスの今ということになります。
次回にお話しは続きます。
[今回インタビューさせていただいた方はこの方!]
KOZUEさん
ショートスタイルが得意。変わりたい男女に、ネイル、メイク、アクセサリー、ファッションといった、トータルバランスのアドバイスが人気。
オリジナルのアクセサリーブランドもてがける。
Instagram
サロンワーク
@kozue_00000
アクセサリー
@ttot_00000
インタビュアー 和田美香
フリーランス美容師のためのシェアリングサロンfrange運営
美容のおかげで、人生を肯定でき、幸せは身近なところになると気づかせてもらった経験から、美容業応援の仕事に。美容室の広告・集客コンサルタント、美容室開業プロデューサーをするなかで、お客様のためだけに時間を使いたい美容師の環境づくりを支援することが、いまの時代にあった美容業応援の道と考え、frangeを開設。
http://frange.link/
http://salonopen.com/
タグ: フリーランス美容師, 人生100年時代の美容キャリア