ランゲルハンス細胞の回復を美容皮膚科学会で発表
Posted on | 8月 1, 2019 | No Comments
免疫美容で使用されるパルシアスタシス(パトラ化粧品)がステロイドなどの副作用で減少したランゲルハンス細胞を回復させることを実証した研究成果が2019年7月27、28の両日、熊本市で開催された第37回日本美容皮膚科学会総会・学術大会で発表された。
同化粧品を使用することで、皮膚の改善事例やアトピー性皮膚炎の回復事例は多くあり、その科学的な根拠を学会で示し、聴講した美容皮膚科医らから注目を集めた。
(以下、ニュースリリース)
2019年7月27、28の両日、熊本市で開催された第37回日本美容皮膚科学会総会・学術大会で、田口茂医学博士が発表した「ユニークなアミノ酸複合体(PTS)の連続塗布により、低下した表皮ランゲルハンス細胞数と耳介厚の回復試験~PTS連続塗布による改善症例~」。
研究結果
PTS連続塗布でステロイドの副作用であるランゲルハンス細胞数および耳介厚の減少、低下を有意に増加したことからユニークなアミノ酸複合体(PTS)は、新規コルチコステロイド離脱効果と同時に、ランゲルハンス細胞数および耳介厚の増加、皮膚萎縮の改善を有する効果を示した。
背景と目的
化粧品かぶれから難病のアトピー性皮膚炎(AD)にわたり、表皮ランゲルハンス細胞(LC)数の減少、消失が起きる。
著者らは表皮内樹状細胞のLCに着目し、コルチコステロイド連続塗布でLCが消失したBALB/cの部位に、被験物質PTSを連続塗布後のLCが数および耳介厚の変動を計測した結果、ユニークなアミノ酸複合体(PTS)連続塗布でのコルチコステロイド離脱効果にともない、LC数および耳介厚の有意な増加を観察した。
今後の展開
ユニークなアミノ酸複合体(PTS)は化粧品かぶれに限らず難病ADの(できれば)初期段階からの塗布で、早期完治も可能になる。すなわち、ユニークなアミノ酸複合体(PTS)は医薬品(対症療法)とはことなり、免疫細胞LCを活性化する免疫反応の効果を示すからです。今後は化粧品や医薬品への応用が期待される。
写真・発表会場前で(上)。改善事例(中)、実験でMHC ClassⅡ陽性細胞数(t検定)数値が回復するデータ(下)
タグ: パルシアスタシス, 免疫美容, 学会発表