理美容店の集客で存在感を増すネット
Posted on | 5月 26, 2019 | No Comments
理美容店の集客で、ネットの存在感が増している。スマホが普及し、ネットでサロンを選び予約する顧客が増えているからだ。
NBBAの『サロンユーザー調査』2019年によると、「お店を利用したきっかけ」の問いにインターネット関係は29.0%ある(複数回答、2018年調査、女性客)。
推移をみると、
前年の2017年は27.9%
2016年24.1%
2015年19.0%
2014年13.9%
以上のデータは、「WEB予約ができる」「お店のHPを見て」「口コミサイトの情報」「SNS情報」「予約サイト」などのネット関連を合わせた数字である。
これ以前の『サロンユーザー調査』も同様の調査をしていて、選択項目が違うので単純には比較できないが、2006年は7.0%、2009年は11.8%あり、年を経るごとに増えている。
顧客が「お店を利用したきっかけ」の1位は「家の近く」「職場・学校の近く」の「最寄り」が他を圧倒する。大きな変動はなく毎回6割を超える不動の1位だ。次いで「リーズナブルな料金」で40%~45%と、こちらも安定している。この二つにネットが食い込んできているのが最近の動向といえる。
「リーズナブルな料金」といっても、いわゆるメンテナンス系の低料金店ではなく、同様のサービスなら料金の安いサロンを選ぶということだろう。利用者は、ネットの情報で最寄りの店をピックアップし、さらにそのサービス内容、料金を比較検討して、ネット上で予約する、そんな流れが見えてくる。また別の調査だが、割引きクーポンが利用者の背中を押す存在である。
「お店を利用したきっかけ」で「ネット関連」と回答した人は年代による違いがはっきりしている。若い人ほど多く、高齢者は少ない。しかし、中高年の人もスマホを利用する人は増えているし、いまの若い人もいづれ中高年になる。これからは、「最寄り」「料金」「ネット」が集客の要になりそうだ。
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