2018年に「設備投資した」美容業者は21.5%で過去最多
Posted on | 5月 13, 2019 | No Comments
2018年の設備投資に関するアンケート調査
日本政策金融公庫は2019年5月9日、2018年の設備投資に関するアンケート調査結果を発表した。美容業の「設備投資を実施した」は21.5%で、2008年の調査開始以来、最多を記録した。
美容業以外にも公衆浴場業、クリーニング業、飲食業が過去最多だった。消費税増税を控えての駆け込み需要(投資)とみられる。
美容業の「設備投資を実施した」は2015年に20.3%と20%を超えたが、2016年は18.4%、2017年は17.2%だった。設備投資金額は100万円以下が57.1%、100万円から300万円未満までが23.5%で、300万円未満のの少額投資が多く、合わせると80.6%になる。
設備投資の目的(複数回答)は、「設備の補修や更新」が最も多く46.9%。次いで、「売上げ増加」と「新商品・新サービスの導入」が同率で22.4%だった。「設備の補修や更新」は他の生衛業でも最多だが、「新商品・新サービスの導入」は美容業が他業より多く、経営に積極的なのがわかる。
一方、理容業の「設備投資を実施した」は17.7%にとどまった。設備投資の金額も100万円以下が63.0%、100万円から300万円未満が27.4%で、9割以上が300万未満と少額だった。
設備投資の目的は、「設備の補修や更新」が他業と同様最多だが、次いで「省エネルギー・環境配慮」21.9%、「新商品・新サービスの導入」19.2%の順だった。
タグ: 日本政策金融公庫, 日本政策金融公庫調査, 理美容業の設備投資