かけがいのない理美容の仕事
Posted on | 4月 14, 2019 | No Comments
大正から昭和にかけて活躍した先人らの半生記や想い出を綴った文章を読むと、美容師や髪結になるのを親族から反対されたことを書いた文面に出会うことがあります。
いまは考えられませんがその当時、美容師や髪結は賤職視されていました。芸能に携わる人々も河原乞食と称され、蔑まれていたようです。
昭和後期には、そんな認識はまったく感じられない時代になっていました。勉強が苦手な若者が就く職業ぐらいの意識があったかもしれませんが、賤職感はまったくありません。
そして平成時代の30年間。理美容の仕事に対する意識は大きく変わりました。
キレイでオシャレな仕事。若者にとって人気職種の一つになっています。河原乞食といわれた芸能関係は若者にとって憧れの仕事になっています。
この変化は社会の変化、人々の意識の変化によるところが大きいと思います。
女性の美に対する意識も変わりました。平成の時代、女性の社会進出とともに女性の生き方、美に対する意識が変わり、誰かのために美しくなるのではなく、自分のために美しくなることが、女性の生き甲斐のひとつになりました。美容そのものに価値を見いだしました。
そしてこの時代の大きなエポックは、美容とは無縁と思われていた男性の意識が変わりはじめたことです。男だってキレイになりたい。そんな男性が増え始めています。美しくなることは、男性女性の性の別なく、また老若の年齢に関係なく、求められるものになっています。
平成が終わり、いよいよ令和の時代を迎えます。
この時代は、健康で長生きする時代です。
美しくなって、美しく生き、美しく老いて、美しく終わる。キレイは人を幸せにする、人生の目的の一つといえるかもしれません。
そんな人々の美をサポートするのが美容系の仕事です。理容師美容師はもちろんエステティシャン(ビューティセラピスト)、ネイリスト、リラクゼーションやフィットネスなどの美容系分野の仕事は、令和の時代ますます価値のある職種になるのは間違いありません。だいいち、AIに取って代わられる仕事が多い中にあって、美容の仕事はAIでは難しい仕事とされています。
人の幸せに係わる美容の仕事はやり甲斐のある仕事です。そんな仕事に携われるのは、それだけで幸せなはずです。とはいうものの、美容の仕事は常に変化しているだけに、その変化に対応する努力、工夫が常に求められる仕事です。
平成から令和へと時代は大きく変わります。変化のスピードは以前の10年が1年ぐらいの早さで変化する時代です。美容系の職域も間違いなく大きく変わります。
大きく変化するいま、大きな変化を「大変な時代」と捉えるか、「大きなチャンス」と捉えるか、それは美容の仕事に携わっているあなた次第です。
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