美容室がリハビリ施設に
Posted on | 3月 26, 2019 | No Comments
美容技術を通じたリハビリ訓練に注目
ブローなど美容技術を通じたリハビリ訓練が注目されている。美容師のサポートのもと、要支援・要介護者らが自らがシャンプーやヘッドマッサージ、ブロー、メイク、ネイルなどを行うことで機能訓練するもの。
高齢化社会にともない福祉理美容を手がける理美容室は多いが、デイサービス・美容室の併用サロンは日本でも珍しい。2019年2月に千葉県船橋市にオープンした「ちゅらハート」がその美容室。
8時45分~12時15分の午前中はデイサービス施設として運営し、13時~17時は美容室になる。
通常デイサービスなどで広く行われている体操や軽い運動は、サービスを受ける人の興味が続かず途中で止めてしまうケースが多いという。その点、美容を楽しみながら行う美容型のリハビリは、継続性が期待できるので、いま関係者らから注目されている。
デイサービス、リハビリ特化型デイサービスの認可を受けるには、法人設立(会社法人でも可)、事務所、専任の人員確保、送迎施設などさまざまな要件を満たす必要がありハードルは高いが、美容型リハビリはとくに女性の要支援・要介護者からの支持を受けそうだ。
また、「ちゅらハート」のような営業形態だと、同じ施設の美容室の顧客として迎えることも期待できることから、今後の理美容サロンの営業形態としての可能性もある。
「ちゅらハート」 千葉県船橋市宮本
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