美容サロン業界のちょっとマイナーなデータ
Posted on | 1月 1, 2019 | No Comments
せっかく美容学校を卒出て美容師免許をとって美容室に入っても1年以内に半数の新人が美容サロン業界を去っていく。また新たに独立して美容室を開業しても1年以内に6割が廃業に追い込まれてしまう。
そんなざっくりとしたデータが美容サロン業界の巷間いわれている。公的機関が行った統計データではないが、美容室経営者らによる身近な実数、あるいは実感などを踏またもので、2020年現在、美容サロン業界で、ほぼ共通した認識となっている。
美容師の離職
美容師になって
1年以内に離職:50%
3年以内に離職:80%
10年後も続けている人:8%
おしゃれで華やかにみえる美容業界に憧れて入ってくる若者は多い。しかし、美容学校卒業後、サロンに入ると低賃金、長時間労働の現実に、早々と離職してしまう若者が約半数に達する。多くのサロンではスタイリストデビューまでの年数は3年程度になっているが、スタイリストデビュー前に辞める人も少なくない。
入店後、スタイリストデビューまでの年数
入店後3年:65%
美容室の閉店率
開店して
1年以内に閉店:60%
3年以内に閉店:90%
美容サロン業界は継続的に増加している。新規開業店が多い反面、廃業する店も少なくない。新規に開店しても続かないのが現状といえる。理由は、すでに店舗過剰、オーバーショップ状態にあるのと、他行に比べ独立しやすいものの、経営に関する知識が未熟なことも指摘されている。
<2020年>
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