料金値上げを控える理美容業
Posted on | 12月 10, 2018 | No Comments
日本政策金融公庫は2018年12月7日、「生活衛生関係営業の価格動向」に関する調査結果を発表した。理美容業は経費の上昇は他の生衛業より少ない一方、料金値上を控えているのがわかった。
仕入価格の上昇については、「上昇した」が理容業22%、美容業19%で、生衛業全体の56%に比べると少ない。
経費の上昇が経営に与えた影響については、「悪化した」は理容業6%、美容業7%、生衛業全体は22%で、こちらも生衛業のなかでは影響は少ない。
経費の上昇を価格に転嫁できたかの質問では、「できない」が理容業60%、美容業32%、全体では57%だった。「一部できた・おおむねできた・すべてできた」と答えたのは、理容業34%、美容業59%、全体では40%だった。
一方、最近の価格動向については「値上げした」と答えたのは理容業5%、美容業7%、全体では17%だった(詳細のデータは、下のグラフ参照)。生衛の他業に比べ、料金値上げを控えている理美容業者が多い。
また仕入価格の値上がりへの対応策を尋ねたところ(複数回答)
①諸経費を削減:40%
②管理の徹底:33%
③仕入先の変更:32%
がベスト3だった。
グラフ/日本政策金融公庫
【調査概要】
調査時点:2018年9月上旬
調査方法:郵送調査
調査対象:生活衛生関係営業 3,290企業(有効回答数:3,092企業/回答率 94.0%)、理容業:404企業、美容業:461企業
タグ: 料金値上, 日本政策金融公庫, 生活衛生関係営業の価格動向調査