顧客ターゲット・ニーズ欄は、より具体的に
Posted on | 5月 31, 2018 | No Comments
美容室開業のための事業計画書の書き方 その8
「事業計画書作成の項目で大切にしたいサービスの特徴欄」
前回は、事業計画書のなかで「自店の特徴」欄を書くときのポイントをお伝えしました。今回は、「顧客ターゲット・ニーズ」欄について。
独立されるということは、たいてい、いまの目の前のお客様の不満や不安、お悩みを解消してさしあげるために独立する、という前提でこの書類を書きます。
「自店の特徴」や「開業動機」欄は、このスタンスで書いてきました。
「顧客ターゲット・ニーズ」の欄も、つづきととらえてください。
(開業動機欄についての記事 http://ribiyo-news.jp/?p=22365)
ターゲット欄には、いま目の前のお客様のなかで、ボリュームが大きい層を書いてください。
ニーズ欄には、いま目の前のお客様が、「悩んでいること」を裏返して、「本当はこうしてほしい」と望んでいることを書いてください。
たとえば、白髪染めのカラーで髪が傷んでいることを悩んでいるお客様の年齢層とお悩みを例としてあげてみました。
(例)
・ターゲット「50代の、カラーをくりかえし、髪がいたんでいることがお悩みの女性」
・ニーズ「色もつねにおしゃれしていたいので、カラーをくりかえしても髪がいたまないカラー」
この欄からは、頭皮や髪にいいカラーを売りにするお店の姿勢がうかびあがってきます。
ターゲットとニーズは、ひとつだけあげなくても、複数あってもかまいません。
「ただ40代の女性」といった書き方をせずに、具体的なお客様像をおもいうかべてより詳しく個人を特定できるぐらいの想いをこめて書きましょう。
次回は、「競合優位性」蘭についてです。どうぞお楽しみに。
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中。フリーランス美容師の活動を応援するFrangeGroupも運営 http://frange.link )。
タグ: みかんぐみ, 和田美香, 夫婦二人で開業する!こだわり美容室