美容店の家賃は売上の15%以下がベスト
Posted on | 11月 30, 2018 | No Comments
美容室開業のための物件選びのポイント その1
「家賃はどれぐらいが妥当か」
今回から、テナント物件を借りて美容室を開業するための、選び方のポイントをお伝えしましょう。
今回は、ずばり、どのご相談者様も一番先にご質問いただく、「妥当な家賃はどれぐらいか」について、考え方をお伝えします。
1ヵ月の売上予測金額を高めと、低めでまず出してください。
家賃は、その低めの月の売り上げの、およそ15%以下で探せるとベストです。
忙しい月と、そうでない月があります。
それに、いつも順調に右肩あがりで儲かるとは限りません。
ご夫婦で開業されると、開業されたとたんに、奥様が妊娠され、フルタイムでサロン現場に二人で立てないというお店さんをたくさんみてきました。
でも、家賃がおさえられていたら、気持ちに余裕をもってお休みとれますよね。
お店が立ち上がるときに、二人でフルで働いたことを想定した稼ぎで家賃を決めないようにおすすめしたいのは、そんなわけもあります。
路面店で、人通りが多いところで、と立地にこだわるとそれだけ新規顧客を呼び込めるメリットもありますが、これは大型店の戦略です。
小規模サロンは、口コミやご紹介でのご新規様を得ることを大切にし、長くリピートしていただける仕組みづくりで儲けさせていただくことで、華やかな場所での出店をしなくても十分やってゆけます。
二人で一生懸命働いた結果、家賃が安い分だけ利益がでたら、お客様に還元してさらに儲けさせていただく道に使うか、自分たちの充電やバージョンアップに使いそしてお客様に還元する、そのどちらかのほうが幸せなお金の使い方だとおもいます。
来月も、テナント物件をさがすときの、不動産物件の検討に役立つ情報をお伝えします。
パリの美容室のファサード
(著作:和田美香 「はじめての美容室独立開業工事110番(http://salonopen.com)」サイトでも、ブログやメルマガ執筆中。フリーランス美容師の活動を応援するFrangeGroupも運営 http://frange.link )。
タグ: みかんぐみ, 和田美香, 夫婦二人で開業する!こだわり美容室