美容学校入学者数、5年続けて最低を更新
Posted on | 12月 23, 2017 | No Comments
平成29年度学校基本調査より
文部科学省が2017年12月22日発表した平成29年度学校基本調査によると、平成29年度の美容学校入学者数は1万7866人で、2年制の新制度になって以来最低だった。平成26年度以降、5年連続して最低数を更新している。
男女別の入学者数は男子5227人・女子1万2639人で、男女比は3対7(29%対71%)だった。男子は2年連続で増加したが、女子は3年連続で減少した。
一方、美容学校卒業者は1万5664人で前年度より461人(2.9%)減少し、この10年間で最低だった。卒業者数については平成17年度に2万4338人を記録したが、平成23年度以来1万5千人台、1万6千人台を前後して推移している。
また平成29年度卒業者が入学した平成27年入学者数は1万7956人で、2292人(13%)が中途で退学したか、何らかの理由で卒業できなかったことになる。
なお、文部科学省認可以外の養成施設などがあるため、学校基本調査の結果が入学生・卒業生のすべてではないし、卒業後、美容師国家試験に合格しても全員が美容業に進むわけではないが、美容業界の求人事情は厳しくなってきているのは間違いないようだ。
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