理美容業の生産性向上に「おもてなし規格」
Posted on | 10月 11, 2017 | No Comments
全国理美容製造者協会(NBBA)は2017年10月11日、経済産業省商務情報政策局サービス課の平川氏を講師に迎え、「サービス産業の生産性向上について」をテーマに特別セミナーを開いた。
GDPベースで、政府サービスを含めると約8割を占める国内サービス産業は日本経済発展の鍵を握る、といわれる。政府は2013年に480兆円だったGDPを、2020年には120兆円増の600兆円に拡大するプランを掲げているが、そのうち90兆円はサービス産業を拡大するすることで達成する計画をたてている。
ことろがサービス産業でも、理美容業や飲食業など生産性の低い業種が少なくないことから、セミナーでは付加価値が高い割には低料金の日本のサービス産業を経産省として、高料金に結び付ける事業「おもてなし規格認証」制度、また同認証を受けた事業者への資金面での支援策など、同省が取り組んでいる事業を紹介し、理美容業への浸透を訴えた。
理美容業などサービス産業の生産性が向上すれば、GDPの拡大に貢献することは間違いない、といわれている。経産省では、平成28年度補正予算で100億円の予算を組み、サービス産業を対象に生産性向上のためのIT導入支援を実施、理美容業界でも、その成果がでていることなども紹介した。
理美容業を所管する厚生労働省が行う業界への振興策は生衛組合を通して行われるのに対し、経産省は組合員に限らず広く事業者を支援するので、その影響は大きく、理美容業界の生産性向上、業界の発展に期待される。
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