「市村理髪館」、「南極観測船ふじ」が理容遺産に
Posted on | 9月 7, 2017 | No Comments
全理連は、理容遺産として2017年度に新たに「市村理髪館」、「南極観測船ふじ」などを認定。認定式典を「南極観測船ふじ」は8月28日、「市村理髪館」は9月4日、それぞれ遺産施設で行なった。
「南極観測船ふじ」は、現在は名古屋港に「南極の博物館」として、ガーデンふ頭に永久係留されている。1965年(昭和40年)から18年間、南極観測し、航海中に使用していた理容室が、当時のままに再現され、展示・見学できる。
「市村理髪館」は、栃木県栃木市嘉右衛門町の岡田記念館内に保存されている施設。明治4年(1871年)の断髪令を機に市村氏が嘉右衛門町の名家・岡田家の敷地内に開業した。開業当時は、岡田家の家人やその関係者だけの頭を刈っていた、クローズな理髪店だったが、後にオープンな営業になり県内外から多くの客が来店したという。
なお、理容遺産としては、理容館アラタ(島根県太田市)、本郷喜之床(愛知県犬山市明治村内)、旧山本理髪店(札幌市)などが認定されている。
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