理容科入学者数は昼夜間・通信とも過去最低
Posted on | 6月 24, 2017 | No Comments
日本理容美容教育センターが2017年6月22日開いた第5回総会資料で公開した、理容師養成施設、美容師養成施設の2016年入学者数によると、理容科は1519人、美容科は2万4370人だった。これは昼夜間課程・通信課程合わせた数字で、理容科は両課程とも過去最低だった。理容科の入学者数は2003年以来、美容科の1割にも達しておらず、理容科の低迷が続いている。
このデータは、通信課程合は実数だが、昼夜間過程は教科書の配布数による。
2016年の理容科入学者数は、昼夜間課程955人で初めて1000人の大台を割り込んだ。通信課程も564人で、いずれも過去最低。理容科の低迷は深刻な状況といえる。
一方、美容科は昼夜間課程の入学者は1万8550人で、この10年間で最低だった。通信課程は5820人で前年より1073人減。合わせた入学者数2万4370人は、過去10年間では2011年の2万4241人に次いで少ない。
2016年の入学者数は減少したとはいえ、18才人口が四半世紀以上にわたり減少し続けるなかにあって、美容科は若者にとって人気分野といえる。
人手不足がいわれる美容業界だが、これだけの多くの入学者があるのだから、業界の課題は、いかに離職を防ぐかにある、といえる。
タグ: 入学者数, 日本理容美容教育センター