理美容店など生前の事業継承を要望
Posted on | 5月 21, 2017 | No Comments
規制改革ホットラインで日本商工会
規制改革会議は2017年5月16日の第17回規制改革推進会議で、規制改革ホットラインに寄せられた要望を公表した。理美容関係では、経営者が子に生前に事業を継承できるようにする要望が日本商工会から提案された。
規制改革会議が公表した日本商工会の要望内容は、
【提案事項】
飲食店、理容院、美容院、クリーニング店等を営む者が生前に自分の子に営業を譲渡する場合の手続を簡素化すること
【要望内容】
事業承継の円滑化を図るために、個人で営む飲食店等における生前の営業譲渡手続を相続の場合と同様に簡素化すること
【理由】
個人で飲食店、理容院、美容院、クリーニング店等を営む者が死亡し、その子が事業を相続する場合、簡易な変更手続だけで可能となる。しかし、生前に譲渡する場合は、新規開業の場合と同様の手続が必要となる。親子間での円滑な事業承継を推進するため、これを簡素化する必要がある。
規制改革会議は4月25日に所管官庁である厚生労働省に検討を要請した。
個人など小規模零細事業者では、スムーズな事業継承が課題になっているが、今回の要望は青色申告会などが求めている、財産分与などを含む要望とは異なるようで、手続き上の要望になる。
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